キャンプ 0822

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恒例となりました3泊4日のキャンプが終わりました。

今年で3回目になります。

期間中に増減はありつつ大体子ども18名くらいで寝食を共にしました。

常連の子も初参加の子もいましたが、僕含めだんだんとこのキャンプに慣れて来た感じがあります。

積み重ねてきている時間がそうさせているのかもしれませんし、子どもたちの年齢がそうさせているのかもしれません。

初年度と比べるととても落ち着いて4日間過ごすことが出来たことと思います。

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とにかく天候に恵まれた4日間。

去年は雨に降られて鳥取の博物館などに遠征に出かけましたが、今年はたくさんたくさん近くの川で遊びました。

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新田の川で遊んだり、ちょっと下った白坪の川で遊んだり。

2日目にはふくちゃんが来てくれて、一緒に川遊びもしました。

IMG_2954ふだんから遊んでいる川ですが、野遊び名人のふくちゃんが遊ぶと新しい視点がたくさん。

潜って魚がいるかどうか見てみよう

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石の下に隠れていたイワナをさっそく見つけては上手に手で捕まえていました。

実際見てみると、「こういう風にも出来るんだ。」と子どもたちの中でも1つ閃きが。

「蚤の箱」の話と似ているなと感じます。

箱の中に蚤を入れていると箱を外した後でも高く飛べなくなる。

そのノミをまた元通り高く飛ばせるようにするには、近くに高く飛ぶ蚤を配置する。

「この人が出来るんだったら僕も私も出来るかもしれない。やってみよう。」と思うこと。

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他の場所はどうかな?

ふくちゃんと一緒に潜ってみたり、自分なりに川を感じてみたり。

IMG_2973馬渡橋の親水公園にも遊びにいきました。

天然のウォータースライダーで遊んだり、飛び込みして遊んだり。

そんな場所の傍らに大きなオオサンショウウオがひっそりと暮らしているのを発見してみんなで観察してみたり。

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食事も買出し班が豊富に買って来てくれたので、4日間ゴージャスな食事を楽しむことが出来ました。

食事係を決めて一緒に作ったり、係じゃなくても色々手伝ってくれたり。

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今年は大阪でバリバリのシェフをしていたあっきーがスタッフでいたので、とても美味しい料理を毎回楽しめました。

作るのも楽しく、Tmちゃんなんかは、台所に来てはあっきーからたくさん料理のスキルを盗んでいました。

「あーだよ。こーだよ。」とすぐに答えを伝えるのではなく、子どもの質問に対してヒントを与えながら「○○ちゃんはどう思う?」と一緒に考えるあっきーの姿勢が印象的でした。

子どもたちも楽しそうに調理場に足を運んでいました。

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男子は火が好き。

初日のドラム缶ピザは男子が一生懸命火の準備をしてくれました。

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普段の毎日クラスで練習していたこともあり、結構上手にピザを焼くことが出来ましたよ。

美味でした。

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4日間、規則正しく生活も出来、朝のラジオ体操の参加率もとても高かったです。

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基本的にプログラムの無い時間。

子どもたちで自由に考え、時間を過ごすキャンプ。

スイカ割りをしたり、花火をしたり、バトミントンをしたり、西村山へ出かけてみたり、ボードゲームしてみたり・・・。

3食揃っていただきますの時間以外はなんとなくゆったりとした時間が流れました。

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IMG_2979夜は花火もしたいし、肝試しもしたい。

朝と夜の会(ミーティング)でみんなで話したいことを話して、予定なんかも決めていくのですが、それぞれが思っている事を表明して、それぞれがどんなことを考えているのか、聞き合うという時間は良いことだなぁと思いました。

段々とそんな話し合いも出来るようになってきて、それぞれが話合うことの意味なんていうのを感じてきているのでしょうか。

肝試しをしたいということになって、準備とか下見とか段取りとかしっかりやりたい年長のTmちゃんに対して、そんなことよりもとりあえず暗い外に出て出来る範囲で肝試しをしたいと主張する年少者たち。

年が大きいからとか小さいからとかではなく、お互いの意見を聞いたうえで「じゃあどうしようか」と妥結点を探っていくプロセスを一緒に共有するという事。

そんなことが4日間そこかしこに散りばめられていたような気がします。

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肝試しも、子どもたちだけでちょっと外に出てみるも、怖すぎてすぐに室内に帰ってきて、結局、部屋を暗くしてお化けごっこをして楽しんでいました。

それでも子どもたちは大満足。

「外めちゃくちゃ怖かったなぁ。」とか言いながら、暗くした部屋で程よい怖さを楽しんでいました。

自分たちで出来ることも出来ないことももちろんあるなかで、委ねられた環境の中自分、自分たちが何を決めて、どう振舞うかということに、何か与えられたものをこなすということ以上の意味があったりするかもしれないという想いがあります。

子どもたちだけじゃなかなか出来ない経験をさせてあげたい、という想いと、自分たちで何かを決め実行していく力を育んでいってもらいたいという想い。その双方の想いがシーソーのようにギッタンバッタンと振れ動きます。

そのバランスだったり、タイミングだったりが肝なのかもしれません。

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智頭に移住して来られた鳥大の林学の山本教授が西村山をプロデゥースしてくれることになりました。

ますます良い森になっていきそうな予感です。

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最終日の夜は隣の地区へ花火を見に行きました。

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良い時間だったと思います。

来年はどのような時間になるのかな。

来年はもっと何か進化というか変化というかそんな風になりそうなそんな気配を感じる今回のキャンプだったかもしれません。

継続は力なり。

どんどん進化成長する子どもたちと、それにつられるように進化成長する新田サドベリーと共にあれることに幸せとやりがいを感じています。