よくあるご質問

Q1.
子どもには、小さな挫折を経験させたい。やりたいことばかり取り組んでいると、難しいこと、壁にぶつからないのでは?

A
むしろ好きなことを突詰めて活動していると、必ずもっと難しいもの、高度なものに自然と挑戦していきます。それは子どもの内なる向上心からくるものです。
例えば、、、
【基地づくり】
男子グループは一貫して「基地作り」というものが遊びの軸になっています。新しい基地を作る毎に改良が見られたり、そこから新たな遊びが派生したり。どうしたらもっと頑丈になるか、どうしたらもっとオシャレに作れるか・・・等、そこには色々な探究が潜んでいます。
【魚釣り】
5歳児の男の子が川釣りに夢中になったことがありました。誰に教わるでもなく、竹を竿にして、糸をつけ、針をつけて、餌を見つけてきては針に通し川にそれを落とす。最初は竿のつくり方、糸の結び方などもままならない状態でしたが、時間をかけて自分のペースで魚を釣るために必要なことを積み重ねていきました。そろそろ飽きて諦めるかなと思っていた矢先、嬉しそうに自ら釣った魚を持って来て見せてもらいました。「なかなか出来ないという体験は、じゃあどうしたら出来るようになるのかというヒントにしかならない。」というようなことを彼から教わったような気がします。


Q2.
サドベリースクールを卒業して社会に出る際に社会とのギャップに苦しむのでは?自分の思い通りにならないというストレスが心配

A
サドベリースクールは自分の思うように時間を使って、いつも自由に思うがままと思われるかもしれません。ですが、集団活動の中ではやっぱり自分の思うようにならないことにも多々直面します。それをいかに自分にとって、相手にとって気持ちよく解決していくかというプロセスを小さい頃から経験し、積み重ねていくことは社会に出てからもプラスに働く力だと考えています。
例えば、、、
【問題解決の場としてのミーティング】
日々自分が過ごす環境で、不都合な事、気に入らないこと、困ったことなどがあればそれを話し合いを通じて解決していくミーティングの場があります。またやりたいこと、買いたいものなども話し合いを通じてみんなの承認を得ながら決定していきます。話し合いで解決、改善していくプロセスというのは社会に出てからも必要なスキルですし、どうしたらより良い環境になっていくかということを、挑戦していく機会がここにはあります。

年少の子が、年長の子や大人に対して物怖じせずに発言発信していく姿は見ていて清々しいものがあります。


Q3.
身近に実例が無いので、子どもを通わせるのが不安

A
新田サドベリースクールはアメリカのサドベリーバレースクールをモデルとして、その教育を智頭町で実践していこうと考えています。日本のサドベリースクールの歴史は20年程(2018年現在)ですが、サドベリースクール自体の歴史は50年にもなり、世界各地で実績を残しています。他のサドベリースクールと全く同じような成果が出てくるとは限りませんが、自分の人生に肯定的な人間が育つというのがサドベリースクールの1つ大きな特徴だと思っています。
子どもの育ちを信じ、肯定的に子どもを見守ることを旨としています。欧米で先進的に行われているこのような教育なども視察しつつ、日本で、智頭町でどのようにするのが良いのかを常に検討しながら運営を試みています。

サドベリー・バレー・スクール
http://www.sudburyvalley.org/

 


Q4.
お昼はどのように食べていますか?

A
2016年9月より、給食制度をいったん休止し、全員お弁当を持参しています。好きな時に好きな場所で好きな人と一緒にお昼を食べています。月曜日と金曜日と土曜日には近所のパン屋さんにパンを買いに行く姿も見られます。


Q5.
子どもが勉強を教えて欲しいときは対応してくれるのですか?

A
スタッフと子どもが話し合いをして、それぞれが良いように勉強の時間を設けます。子ども同士で学び合うこともありますし、身近な人間で対応できないようなことであれば、外部講師を探してきて対応します。

2018年現在、週に3回の英語クラスを4人の女の子たちがさとちゃんに依頼して受講しています。1人の女の子の思いからこのクラスが実現しました。

>>スタッフ一覧はこちら


Q6.
安全面はどこまでスタッフがサポートしますか?

A
安全管理がスタッフが1番に気にすることだと考えています。1人で山や川へ行かないなど、なるべくそこにいるメンバーで安全を気にしながらルールを作ります。その他に、毎年子どもには保険に加入してもらいます。

今はスタッフの経験や技量によるところが大きくなっているのが現状ですが、今後誰がスタッフとして入っても同じように安心・安全のもと日常生活が送ることが出来るような訓練・研修・システムをスクールとして構築していくことを念頭に置いてやっています。


Q7.
家が鳥取なのですが、送迎はありますか?

A 
2018年度現在、スクールでの送迎は行っていません。2017年度は試験的に送迎システムを作りましたがニーズが無かったのでなくなりました。今後ニーズと照らし合わせながら送迎システムが出来る可能性はあります。現在鳥取からの生徒が複数人いますが、公共交通機関を使って通学してきてくれています。

 


Q8.

 保護者とスクールの関わりはどのようなものですか?

A

2018年度は年に4回「茶話会」というものを計画しています。スクールから各家庭への報告などがあったり、参加者同士で様々なテーマについてざっくばらんにお話をする場です。

スクールの運営は基本的に普段毎日そこで過ごす子どもたち・スタッフで行っていますので保護者が現場に入ってということはありませんが、最近は「スタッフプログラム」に保護者が参加して現場の様子を体験したり、スタッフプログラムを経てサポートスタッフに登録してもらったりということもあります。

しんさ会(全体ミーティング)にも事前に申請し承認されれば参加することが出来るようになりました。(2018年6月現在)

小さなスクールですので、保護者の力も結集させながら子どもたちの学びの場を共に創出していけたら良いなと考えています。

 


Q9.
 子ども達はルールを守りますか?

A.

押し付けられたルールではなく、自分たちで考え決めたルールなので概ねみんなでルールを守りながら生活しています。時にルールを守れないときがありますが、その時は「ルール違反の紙」に書いてその行いを訴えることが出来ます。ルール違反の紙に書かれて訴えがあった場合は、スタッフ1名生徒2名からなる「相談員」が事実確認を行い、「今後どのようにしたらそのようなルール違反が起こらないか」ということを念頭に関係者集めて話し合われます。場合によっては罰を課されることもあります。

まだ字が満足に書けない子は年上の子やスタッフに頼んで代筆してもらう姿も見られます。

全てのルールはしんさ会を通じてみんなの合意を得て作られるルールです。その場がより快適に、そして自由になる為に作られるものが多いです。

 


Q10.
 お菓子やテレビゲームについても自由ですか?

A.

2018年現在、お菓子やテレビゲームについての制限のルールはありません。(「お菓子のゴミはすぐにゴミ箱に捨てる」というルールはありますが。)開校当初「既成のお菓子は持ってこない」「テレビゲームは禁止」というルール(開校当初のスタッフの想いで作ったルール)がありましたが、子ども達の「なんでお菓子持って来ちゃダメなの?」、「テレビゲームもしたいな。」という意見から何度もミーティングを重ね、それぞれ段階的に規制が緩んできて、開校して1年が経つころにはそれらのルールはなくなりました。

家庭によってはお菓子やテレビゲームに抵抗感があるかもしれませんが、そこら辺も家庭でよくよく話してもらい家庭毎に折り合いをつけていっているかと思います。

※その時その時によってルールは変遷していきます。5年前と今とではルールは変わっていますし、今と5年後を比べても変わっているかと思います。変わらないことは「ルールはしんさ会でもってみんなの合意のもと作られたり、変わったり、なくなったりする。」という新田サドベリースクールの核となる部分です。

 


Q11.
 子どもが「発達障害」と診断されて、このまま学校に通う事よりもどこか別の場所の方が良いと思っています。新田サドベリースクールに入学出来ますか?

A

診断名で入学の可否が決まることはありません。どの子も例外なく入学を検討される際には5日間の体験に来ていただいています。

新田サドベリースクールの環境がその子にとって「良い」ものかどうか、見学・体験を通じてその子本人・保護者さんに判断してもらえたらと思います。

スタッフとして働く条件の中に特定の技能であったり資格(普通免許くらい)というものはありません。スタッフ間で子どもとの関わりの部分を情報共有したり、話し合ったり、個々で勉強したり、研修に行ったりということはありますが、「専門家」ではありません。

現在も様々な個性を持った子が通っていますが、スタッフも子どもも「○○ちゃんはこんな子」「○○くんはこんな子」とそれぞれの得意なところも苦手なところもまるっと認めて関わり合う姿は見られます。

新田サドベリースクールが全ての子にとって良い場所とは思いませんが、「新田サドベリースクールがあって良かった。」と1人でも多くの子(保護者)に思ってもらえるように活動しています。