今日、ふとさえちゃんと「子どもたち変わったよねぇ。自信がついてきたのかもね。」
という話をした。
土曜日クラスは始めて3年目。毎日クラスは2年目。
手探りで進む毎日かもしれないけれど、手探りで進みながらも振り向けば歩いてきた分だけの道が見える。
どれだけ手で探ってきたかで、手に残る感触は変わってくるし、色々寄り道に見えるような事も、振り向けばそれだけ道に幅が出来る。
やってきた分、それは大人も子どもも一緒で、大人も子どももそれなりにそれぞれに手応えを感じているんだろう。
土曜日クラスも今年から毎日クラスとは基本分けて、別個で活動するうちにチームワークみたいな、仲間意識が育まれているように感じている。
年下の子に「Tmちゃん、Tmちゃん」と慕われ下の子と遊んでみたり、自分の時間を見つけては「洋ちゃん、何かすることない?」と尋ねてきては一緒に山小屋の制作を進めたりしている。
最近は、「家で数学の勉強を始めたんだ。分からないことがあったら土曜日聞いても良い?」と言ってくる。
すごく前向きなエネルギーを彼女から感じて嬉しく思っている。
去年初めてあった時から、内に潜むそんなエネルギーを彼女から感じながら、なかなか勇気が出せなくて家から出れなかったことを想うと、そんな変化がとても嬉しい。
彼女のペースで、ちょっとずつ自分の人生を歩んで欲しい。
人と比べることなんて無い。
Tmちゃんと話しているところをみたり、今までは仲間内でつるんでいることが多かったが、段々と交流の輪が広がってきているし、オーラが柔らかくなってきているのを感じて嬉しい。
自分の中でしっかりと想いを持ちながら、上手に周りとそれを消化するようになってきているように感じる。力強い成長。
子どもワールドを見ると嬉しい。
子ども独自の世界がそこでは展開されていて、流れる水を通じてきっと壮大な世界観が2人の頭の中で展開されているのではないか、と勝手に僕は感じている。
とにかくずっとずっと、水と一緒に遊ぶのである。
だんだんと暑くなってきた日々。
シャワーしたり、川で遊んだりして涼むのも良し。
缶蹴りという缶カン一つで出来てしまう遊びに、異年齢男女が興じる。
缶1つと仲間さえいれば楽しい時間は待っている。
「今日はグローブとボールを持ってきた!」とSzくん。
そういえば2階にストラックアウトがあったなと2人で降ろしてきてそれに熱中。
朝から始めて、夕方帰るころにはまるで別人のように上達していた。
どんどんと上達する彼の姿には舌を巻く。
ゲームマスターでもあり、そして運動神経も良い。
「最近、学校の男子の間で将棋が流行ってきてね。」と教えてくれて、「それじゃあ、さぞかしみんなSzくんのことをすごいって言うでしょ?」って聞くと、ニンマリしていた。
3年前、サドベリーの最初のころの人見知りの彼の事を思い出したら、「お兄さんになったなぁ。」と嬉しくなった。
色々な子がストラックアウトに挑戦。
それをSzくんが監督のように、色々とコーチングしていました。
跳び箱をしたり、氷鬼をしたり、劇をしたり、ドッジボールをしたり・・・
良い笑顔だぁ。
写真を見返しながら色々な感傷に浸ってしまうのは、年を取ったせいでしょうか。
いやいや まだ若い
これからも手探りや寄り道をしながらでもこの道をみんなと一緒に歩んでいきたい。