大人も子どももやりたいことがいっぱい。
「忙しいって楽しい」とは昨日の男子たちの言葉。
やりたいこと、好きなことで忙しいものだから楽しいし、時間もあっという間に過ぎていく。
この9月から給食スタッフのひろちゃんの寿退会をきっかけに給食をお休みしてみんなでお弁当を持参して食べている。
好きな時に好きな場所で好きな子と食べるお弁当。
自分の時間を自分でコントロールしやすくなった分、有意義に自分の時間を過ごしやすくなったというのがいい点だろうか。
保護者さんに作ってもらうお弁当の愛を感じながら食べたり、たまに自分で弁当を作ってくる子もいる。
毎日クラスが始まって1年半が経過したが、まだまだ形は未完成でより良い環境に向かってみんなで進んでいっているこの感じはこの時期特有のものなのだろう。
大変なこともあるかもしれないが、大人も子どももとても有意義な時間を過ごせているように思う。
子どもたちが大きくなって「あの時はあんなんだったねぇ」と今の状況を懐かしむ日が来るのが今から待ち遠しかったりもする。(その日を無事に迎えられるように1日1日をしっかりと頑張っていきます。)
最近は初の試みで高学年チームがUSJへの修学旅行を計画しています。お金はどうするのか。どれくらいかかるのか。移動手段は?交通費は?引率するスタッフは?
社会科見学の話の流れから、パッと出てきたUSJへの旅。
1つ何かを計画してみても、いくつかの課題、考えなくてはいけないこと、越えなくてはいけないハードルが出現する。
それを一つ一つ、話し合いながら自分たちで解決していく。
スクールとの調整にも一生懸命取り組んでいるし、家庭との調整も一生懸命保護者にプレゼンしているようだ。
昨日のスクールとの調整でも行く子それぞれが目に涙を浮かべながら行きたい想いを訴えてきた。
その想いを尊重したいし、そんな行動力、想いのあるメンバーだからそんな姿を小さい子たちに見せて欲しいし、これから入ってくる子どもたちのお手本として修学旅行の軌跡を形あるものとして残したい。
修学旅行へ行った後に、作文と、パソコンでアルバムを作ることになった。
旅のしおりもパソコンでサクサクっと作る姿も見られた。
今のメンバーが新田サドベリーの歴史を作っていく。
そして作られた歴史の上にまた新しい子たちが歴史を作っていく。
それが新田サドベリーの文化と伝統になっていくのだろう。
すごいことだ。
自分たちの活動費の足しにしようと、今度11月13日に予定された「森の感謝祭」に出店しようということになって、その準備に最近は余念がない。
くじ引きをするのだそうだ。
くじをいくつ用意して、全部無くなったとしたらどれくらいの儲けが出て・・・。何を賞品にしたら喜んでもらえるだろう・・・。などなどいろいろ考え話しながら準備をしている姿がなんとも楽しそうだ。
最近は冬に向けて最後の薪づくりに励んでいる。
去年の2月の体験の時の薪割の印象が強かったみたいで、Ktくんは率先してどんどん薪割に挑戦している。
見ていると、力の入れ具合、タイミング、斧を落としたいところに落とす技術など目を見張る上達を見せている。
薪を割る音が変わってきた。
素晴らしい。
当番で入ってもらっている保護者さんも積極的に関わってもらえるようになってきた。
この前はちょっと壊れて気になっていたソファーの修理をかって出てくれた。
手を入れてとても愛着のあるソファーに変身する日も近い!!
薪割をしたり、キャンプを計画したり、課外活動の提案をいただいたり、保護者さんもいい風をスクールに吹き込んでくれている。
ナイスチームだ。
Krくんは、感謝祭で金魚すくいをしたい想いがある。
昨日はとりあえず、地域の鯉・金魚屋さんの見学に出かけた。
どうしたら金魚すくいが出来るのか。
初めての挑戦。
これも寄り添いながら応援したい。
過不足ない関わり。
自分で考えた。自分でやった。という体験が後々生きてくると感じている。
何にせよ、今はいろいろなものがすごいエネルギーで動いている。
夏休みを終えてスクールも子どもたちも大人もパワー全開。
「早く夏休み終わらないかなぁ。」「夏休みもっと短い方が良い。」
そんな言葉を何度となく聞いた。
普通は逆だと思うのに面白い。