昨日6日(月)はかたつむり助産院の澁谷奈津美助産師さんにお越しいただき、性のお話をしていただきました。
森のようちえんで奈津美さんのお話を聞いた保護者の1人が「サドベリーでもどうですか?」と勧めてくれた事に対して「聞いてみたい!」とメンバーの多くが食いつき、蓋を開けてみたらその日登校したメンバー全員(生徒15名スタッフ2名)がお話会に参加しました。
午前中は保護者に向けてのお話会で5人の保護者の参加がありました。
「思春期を迎える子ども達に対して親としてどんな関わり・声かけが有効なのか」
「先進主要国と比べて日本の性教育・ジェンダーギャップ指数・許認可避妊具の現状など」
「そもそも性って」
「性同意について」
などなど
みっちり2時間話込みました。
気になるテーマについては立ち止まって質問したり、議論したり、感想を述べあったり。
性について考えることは(幸せな)生について考える事に直結するなと感じました。
2時間という限られた時間ですが、テーマを絞ってみんなで勉強したり議論したりするのってとても楽しい!という感じでした。
僕も参加させてもらいましたが、とてもたくさんの事に思いが及んだり、気持ちを聞いてもらったり、聞かせてもらったりと気持ちの良い時間でした。
また定期的にこんな勉強会の時間があっても良いね!という様な話にもなりました。
講師の奈津美さんは大忙しでしたが、午後1時からは子ども達も参加。
「どうしようかなぁ」って迷っていた子もいましたが、結局全員で参加することになりました。
みんなが一堂に介するのは珍しい事ですが、90分という時間とても集中して聞いていました。
受精卵の大きさ、赤ちゃんが生まれてくるときの子宮口の大きさ、キスやセックスのコミュニケーションについて、性感染症について、受精について、避妊について、コンドームの使い方の練習、などなど盛りだくさんの内容でした。
下は7歳から上は15歳まで幅広い年代に向けてだったので、奈津美さんも大変だったかと思います。
とにかく情報のシャワーを浴びせて、何か残ることがあれば・・・という様な思いで話したと言っていました。
コンドームの付け方の練習などは食いつきが良かったですね。
僕が学生の時はそんなことは学校ではなくて、実物に触ったのは高校生になってからでしたし、誰かに教わって・・・というよりもなんか友達同士でとか自分で・・・とか結構そんな曖昧な感じでした。
性感染症が日本で増えていたり、望まない妊娠からの堕胎であったり、育児に疲れて自分の子どもを虐待してしまったり、殺してしまったり・・・とかそんな悲しいニュースに触れるたびに、きちんとした「性教育」の大事さについて考えてしまいます。
お話会が終わってから、何人かの生徒と感想を聞き合ったり、講師の奈津美さんとお話をしたり。
子ども達は「面白かった!」とか「分かりやすかった!」とか「またやりたい!」「年に1回くらいはあっても良いと思う!」とか肯定的な声が多数でした。
性暴力とか性犯罪とか割と身近に潜んでいる問題ですしね。
大人になっても分からないことやみんなと一緒に考えたいことがたくさんです。
見不善如探湯 ⦅季氏11⦆
不善を見ては湯を探るが如くす。
(悪事に対してどうするか。熱湯の中に手を入れた時、さっと手を引くように、さっさとその悪事から遠ざかることが大切だよ。)
最近またちょっと論語が気になっています。
2500年前の著書なのに凄いですね。
聖書よりも古い!
今日ちょうど論語カルタで盛り上がったので1つ紹介。
みんなで同じ話を聞いたり、同じ体験をしてそれらを共有するのもとても楽しく、気持ちの良いものですね。
奈津美さん、どうもありがとうございました!
今後とも是非よろしくお願いします。
文:スタッフ 長谷洋介