脳科学の分野がどんどん発達してきていて、脳の事が色々分かってきている様な気がしていますが、いわゆる「人間脳」と「動物脳」というものに少し興味があります。
価値とかを判断する領域を「人間脳」、快・不快などの情動を司る領域を「動物脳」と一般的に言われている様です。
価値などは時代・地域によって異なることも多いですが、快・不快(楽しい・楽しくない)は時代・地域はたまた種を越えて共通するところが多いのではないでしょうか。
だから動物と関わることは、その動物脳の部分が特に刺激されて、動物となんだか分かり合えた、繋がったと思えると心地良く思えるのかもしれません。
昨日はAちゃん家のむーちゃんがサドベリーにやってきました。
一日ウッドデッキで一緒に過ごしました。
Iちゃんが唯ちゃんの子猫のコンくん用に家から部屋を持って来てくれました。
メンバーから「なんだか動物園みたいだね。」という声があがるくらいなんだか賑やかになりました。
自然デッキや外で時間を過ごす子たちが増えました。
最近よくするトランプも昨日は「デッキでしよう!」となって外のデッキで行いました。
昨日も午後からどんどん気温があがり良い天気でしたが、「おにごっこしよー!」といつものように外で氷オニする姿もありました。
「こんなルールはどう?」と提案する子もあり、「良いね!良いね!やってみよう!」と子ども同士で新しいルールの鬼ごっこをする時もありましたが、一通りやってみて「やっぱりいつもの氷オニがいいわ!」と氷オニに戻ってみたり。
パンフレットチームが話し合いしている時間も「洋ちゃん一緒に氷オニしよ!」と誘われましたが、「今はちょっとパンフレットの話をしているから無理。終わったらいいよ。」と伝えると、「子どもだけでやろー!」と子どもだけで楽しそうに外で氷オニをしていました。
オニが強い人だと、逃げる人も緊張感があり、時にその緊張感が強くなりすぎて、昨日はSくんがたまらず涙を流す姿もあったり。僕にとってみたらただの氷オニという遊びだけれど、Sくんにとっては僕が感じる以上に氷オニに感じるものがあるみたいで、逃げるのも絶対捕まりたくない!といった心持ちで臨んでいるように感じます。
感受性が豊かだなぁとちょっと羨ましくもありました。
氷オニ 侮るなかれ。
パンフレットチームは連日話し合いが続いています。
情報を差し替えた方が良いところ、削除した方が良いところ、付け加えた方が良いところ、メンバーでだいたい意見を共有し、段々と「じゃあ次は具体的にどのようにして形にしていこうか。」という話に移行していきそうです。
技術的なところ、経済的なところ、話が具体化していきそうです。
一緒にチームになってモノを創っていく作業って面白いですね。
作業を通じてメンバーそれぞれがスクールに感じていることなども共有出来たりして。
コンちゃんもむーちゃんもみんなの癒しです。
動物っていいなぁ。
以前サドベリーではニワトリを飼っていましたが、久しぶりの動物です。
スクールで飼うとなると「誰が責任を持って飼うの?」「夏休みとか土日とか休みの時のお世話は?」といった話になってくるけれど、誰かが既に飼っている子を連れてくる分には、みんなが安心して無条件に可愛がれて良いですね。
Aちゃんもやってみたいことがたくさんある子ですが、そのうちの1つが「動物と関わること。」だそうで、「むーちゃんももう少し大きくなったら一緒に歩いてサドベリーに通おうかな」と言っていました。
昨日はお試しでしたが、むーちゃんがスクールにいたらまた雰囲気も変わって良いなーと思いました。
文:スタッフ 長谷洋介