2022年度始まりました

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始まりました!

と書きながら気付けば既にGW前の最後の開校日。

メンバーが少し減ったことを受けて予算を縮小するために開校日を少し減らすという工夫をしました。

そうしたこともあって、例年よりも春休みが少し長くなったり、連休の中日を休校日にしたりと、例年よりもなんだか4月が慌ただしく、そして連休が大型になって、春休みが終わってすぐにまた初夏休みの様な感じの今年度です。

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メンバーの入れ替わりもあったり、新年度を迎えて改めて年間予算であったり、年間開校日数を確認する作業も行いました。

心機一転、「どういうスクールにしていきたいか。」「スクールでどのように時間を過ごしていきたいか。」という様な核心に迫るようなそんな話し合いも出来たように感じています。

去年度の後半から「学び場なの?居場所なの?」って議論が続いていますが、「全部お任せー。」って人に任せてばかりで、誰も何もそこにコミットしていかなかったらスクールは無くなってしまうかもよ。というような危機感も共有しました。

今まで誰か(先輩とか)がしてくれていた事があるからこそ、自分達が好きなスクールの環境が保てていたのかもしれないけれど、それを誰も担わなかったらどうなってしまうのだろう?という様な意識が少しずつ新しい人たちも含めて芽生えて来ているように感じています。

とにかく、「自分達の意志を公式に反映させるミーティング(新サ会)の場所があるのだから、そこに活力が無いということは問題だと思う。」という様な話も上がり、どうして参加したいと思えないのか、という様な問題の洗い出し作業もありました。

「めんどくさい」「参加せずに遊んでいたい」「話が難しい」「なんか空気が重たい」

そんな意見の共有がありました。

みんなで民主的に話し合ってスクールを運営していくのが新田サドベリースクールだとするのならば、その話し合いの場が機能しなくなったらスクールも機能しないよね。それだったら誰か「王様」みたいな人を作ってその人の好きなようにスクールを作ってもらうというのも手なんじゃない?

と言うと、「それは嫌だ!」という意見。

「とりあえず試しに新サ会を全員参加で1週間やってみて、その後当番制とかにしてみるのはどうだろうか?」とTくん。

「あと、スタッフは書記とかしてもらって、あまり喋らないで欲しい。」という様なリクエストも。

「でも話がゴチャゴチャしたり、ダラダラしてきたら話を整理したりしてほしい。」なんて声も。

なんでもやってみる。

問題を可視化して、その問題解決に向けて行動(色々実験)してみる。

そんなこんなで全員参加の新サ会が始まって今日が4日目。

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新メンバーも最初は緊張したり、どう話して良いか戸惑っていたり、自分の意志を表明することに躊躇があったり、なんて姿もありましたが、段々と緊張がほぐれたり、相手の言葉に耳を傾けて頭で理解し、心で受け取り、それをまた自分の頭で考えて口からアウトプットするという様な、そんな姿も見られるようになりました。

上述の様な少しネガティブな気持ちも段々とほぐれていっているのを感じます。

「嫌なことを回避ばかりしていたら、行き止まりになってしまうかもよ。」とか「自分が嫌だなと思う事も誰かが肩代わりしているだけで、その子も本当は遊びたいと思っているかもしれないけれど、大事な事だと思って参加してくれているのかもよ。」とか「最初はちょっと嫌かもしれないけれど、必要なことだとやっていくうちに慣れるでしょ!」なんて声も。

昨日はみんなで連休明けからの新サ会の当番について話し合って決めていました。

世代交代の様で、またこの今のメンバーでこれからのスクールを作っていくんだなという気概と雰囲気を感じる今日この頃です。

文:スタッフ 長谷洋介