ここに通う子どもたちはみんなスクールの事が大好きでとても大事な場所と認識しています。
きっとそれに異を唱えることは困難なことだと思います。
ではそのスクールを運営していこうと思った時にどんな事が必要なのだろうか・・・とそれらについて書き出して可視化する取り組みを改めて行いました。
「これは大事だよね」「これは必要?」「これは誰かしたい人がいたらするで良いんじゃない?」
要不要から全て洗い出しながら、メンバー全員が必要と感じないものは削ぎ落としたり、あったら良いなとは思うけれど誰が担う?というものに関しては慎重な協議があったり。
そんなこんなしながら、これからも何か必要な作業が出てきた時には丁寧に誰が主に担当するのか協議しながら決めて行くことになりました。
「サポーターさんとの連絡係は担当するよ!」とか「会計係もやってみる!」と最年長になって何か責任感みたいなものを感じて積極性の出ているKtくんや
「薪集めとか薪割りとかやってみたい!」とTくんやSくんが手を上げてくれたり、
みんながそれぞれ役割を意識しながら、それぞれ出来ることを出し合いながらスクールでの暮らしを紡いでいます。
そんなこんなしていると、「僕もやってみたい!」とIくんが手伝いに来てくれたり。
みんな気付けばどんどん大きくなって出来ることややりたいと思える関心事やそんな移ろいが見ていて楽しかったり、とても頼もしく感じたり。
ずっと一番年下だったSくんも新たに自分より年下の子が入ってきて急にお兄さんっぽくなってきました。
Iくんも連日熱心に薪割りに取り組む姿がありました。
このもらってくる角材は子どもでも割りやすくて重宝しています。
Tくんはすっかり上手に薪割り出来るようになりました。
先輩のHくんが当時Tくんくらいの時に薪割りしていた姿と重なったりしました。
たくさんの子たちがたくさん薪割りしてくれたなぁと思います。
サポーターのなおちゃんが来てくれたときは2階で女の子たちが人形の服作りに勤しんでいました。
今年度は定期的にサポーターさんに入ってもらう機会もありそうで(たくさんの大人に入ってもらって色々な刺激、学びが欲しい!というようなそんな子どもたちの希望もあって)、サポーターさんに期待することをスクールからしっかりそれぞれにお伝えするというのも、何だか新しい動きになりそうで楽しく見守っています。
春ですね。
新しい年度ですね。
子どもたちが「ここでいかに過ごしたいか。」「どうしたら自分が思い描くような時間の過ごし方が出来るのか。」そんなことを自分自身と向き合いながら、それらに挑戦していく姿があるかぎりこのスクールはずっとずっと子どもたちの学び場として存在していくのではないでしょうか。
そうであって欲しいと思いますし、そういう場を応援してくれる大人や社会であったら良いなと願っています。
巣立っていったメンバーがいて寂しい気持ちと、新しいメンバーとまたやっていこうとワクワクする気持ちと。
僕はスタッフという立場だけれど、多くの子どもたち同様「もっとスクールあったら良いなぁ」「もっとスクールがあったら良いのに!」「休みいらない!」そんな気持ちがすごく良く分かります。
休みは休みで嬉しいですが、スクールDayもスクールDayで大好きです。
またしばしの休み、皆様も良い連休を!
文:スタッフ 長谷洋介