先週になりますが総合訓練を行いました。
新田サドベリースクールでは年に1回上記の様な事をしよう!となってここ4,5年行っています。
地震・火事などの時に慌てずに行動出来る様に、避難方法や避難場所の確認だったりを新しく入ったメンバー含めて年に1回行っています。
今年は台所からの出火という想定で、避難⇨初期消火⇨初期消火の失敗⇨避難確認⇨通報というような流れで行いました。
いつも通り過ごしてる状態での避難訓練という風にと思うのですが、消防士さんがロッジに現れた時点くらいからメンバーはソワソワ・・・。
そんなこともあってか、出火からスムーズに避難できました。
避難場所の駐車場まで30秒少々、避難確認から初期消化失敗からの通報までに1分少々。
慌てずにみんな靴も履いて上手に避難できました。
避難の後の講評をいただいた後に、恒例の水消火器を使っての消火訓練。
手慣れた子はもう消火器の使い方の説明まで出来て、新しいメンバーの子に指導する子もいました。
人生で消火器を使う機会というのは滅多に無いことかもしれませんが、火というものを理解し、親しみ、正しく恐れて、正しく対処する(出来る)というのは有用なスキルかもしれません。
消火訓練をした後は、煙体験です。
ロッジが火事になり、煙に包まれたらどんな感じになるのか。
煙は上に上に昇っていくこと、煙を吸うと一気に気を失う事があること、湿らせた布などで口を覆う事が有効であること、火よりも煙が原因で亡くなる人の方が多いということ。
そんな話を聞きながら煙の充満した建物内に入って体験していきます。
なるべく身を低くして移動するということ。
身を低くした状態で上を見ると煙が充満しているのが分かります。
今回は無害な煙で体験していますが、これが本物の煙だと思うと強い恐怖に包まれます。
3〜4人のグループで中に突入して、建物を一周したらそのまま自然な流れで外のベンチに座り感想をシェアしていました。
一通り体験した後は、煙の中で立ってみたり、2階に上がってみたり・・・と色々体験していました。
実際の火をみたり、煙を見たら怯んでしまうこともあるでしょう。
熱いと思ったら足がすくんでしまうこともあるでしょう。
火事は怖いですね。
本当に気をつけたいものです。
今回も智頭消防署の方には大変お世話になりました。
どうもありがとうございます。
火の元には気をつけて暮らしたいと思います。
文:スタッフ 長谷洋介