こんばんは
昨日は歯科検診(+体重・身長・視力・聴力検査)
今日は心電図
明日は内科検診
と、智頭小在籍チームは検診が続きます。
心電図は鳥取まで出て検診だったので、どうせならみんなで鳥取に出ようかということで、皆で鳥取へ。
また海へ行くことにしました。
釣りチームと浜辺まったりチーム
台風一過で良い天気。
釣りチームはリーダーがグイグイみんなをリード
手際よく、エサの準備・竿の準備をします。
みんな感心しきり
めっちゃ釣れて面白い、釣って楽しい、食べて楽しいさびき釣りをセレクト
凍ったエサを水で溶かします。
Smくんはリーダーにひっついて色々吸収している模様。
時に褒められ、時に怒られ、怒られても傍を離れず一生懸命色々なことを吸収している様子がうかがえます。
えらいなぁ と思ったのは、みんなぶんの竿を準備して、みんなに「さあ どうぞ」と釣りをさせてあげていたこと。
みんなも教わりながらカゴにエサを入れて竿を海へ垂らしていました。
釣りにはさほど興味がないSrちゃんはまっちゃんと浜辺へお散歩へ。
太陽の出ている良い天気でした。
「こまめに水分とろうね。」「帽子かぶってねぇ。」なんて声掛けしながらでしたが、子どもたちは家に帰ってどうだったでしょうか?
たくさんのお日様に当たって結構疲れたんじゃないかな…。
途中、心電図チーム(1年生・4年生)は鳥取に抜けましたが、釣りチームは一心不乱に釣りに没頭。
魚影は見えるのに
そこにアジはいるのに・・・
全然食いつかないアジたち。
「なんでだろう?昼だからかなぁ?」なんて言いながら、一生懸命釣り糸を垂らす子どもたちと僕。
さすがリーダーは慣れているだけあって、手際よく釣りをしますが、あとの子たちは初心者。
糸がからまったり、自分で自分を釣っていたり。
最終盤は糸が切れて2つのカゴが海に落ちてしまったこともあり、リーダーとMkちゃんがメインで釣りをしていました。
スタッフ含めちびっ子チームは応援。
釣果ですか?
めちゃめちゃ釣れるつもりで行きましたが、なかなか吊り上げることが出来ずに、賀露港のアジをお腹いっぱいにさせて帰る結果となりました。
僕もリーダーも釣る気満々だったので、調理器具一式を持参して臨んだのですが・・・
まさかの敗北
針にひっかかって、吊り上げている途中で逃げられてしまうというのが3回程あったにとどまりました。
でも、多くの子どもの中で「また行こう!今度こそ!」と次に繋がる敗北だったのではないでしょうか。
僕自身も今まで釣りに苦手意識を感じ敬遠していましたが、ちょっと子どもたちと1から頑張ってみたいと思える時間でした。
帰りは「社会見学」で賀露市へ。
釣り逃したアジが売られている姿や、他の様々な魚たちを見ることが出来ました。
大きなヒラメがいたり、多種多様な日本海の幸が見れて僕は好きです。
Mkちゃんは家からお土産を頼まれお金を託されていました。
僕も学生の頃、遠足や修学旅行で同じような経験がありますが、何を選んでいいか全然分からなかった記憶があります。
今回のMkちゃんも限られた時間で選ぶのは難しかったかと思います。
みんなと相談しながら「どうしよう?」「何が良いと思う?」「分からない」と散々悩んで悩んで、最終的に1つ選んでお家のお土産にしていました。
買い物を通じて感じることってたくさんありますよね。
一番身近な社会参加。
サドベリーの明日の給食にと、白はたも購入して帰りました。
リーダーはアジを釣って、現地で捌く気満々だったので、マイ包丁とまな板を持参していました。
その願いは叶いませんでしたが、白はたを新田に帰ってから捌いてもらいました。
手際よい。
明日の給食は白はたを使った料理です。
ところで、毎日クラスをする上で初めてのことがいくつかあります。
その1つが子どもたちの健康診断。
在籍する小学校や自治体と連携をとりながら、行っています(行おうとしています)。
現行の教育制度にしろ、そこから付随している健康診断にしろ、出発点は「子どもにとって有益で、「健康」ないち社会人として育ってほしい。」と子どもに焦点を当てながら生まれた制度だったはずです。
全国には小中学生が1000万人程度いるそうですが、個々の子どもの状況が極めて多様であることを考えれば、その全ての子どもが常に学校に通うことは現実的には不可能なことであると思います。
この新田サドベリースクールをしているのも、地域に「学び」の「居場所」の選択肢を、という想いでやっています。
大きくは「フリースクール」という枠組みの中でやっているので、公的な助成が無い(少ない)ところで、色々切り詰めながら様々な人の協力のもと運営しています。
それでも、いつも見つめる先は「子どもの育ち」です。
まだまだここでは新しいとりくみで地元の人であったり、地元の学校、自治体への認知が低く、これからですが、それでも今回の健康診断1つとっても、地道に丁寧に連携をとりながら、すこしずつこのオルタナティブ(代替するもの)な教育を認知してもらう動きをしていきたいです。
最初から一気にドーンとは出来ませんが、みんなで協力して、少しずつ少しずつやっていきます。
想いは「子ども」へ常に向けながら、良い環境づくりにこれからも励んでいきます。
始まったばかりですが、これからもどうぞよろしくお願いします。