近所の人に「サドベリーの子たちが元気に挨拶してくれるんだよ。」と教えてもらったり、「智頭駅でもケラケラ楽しそうにおしゃべりしていたよ。」と教えてもらったりするとやっぱり嬉しいもので、色々な人に見てもらえているんだなぁと改めて感じるところです。
子ども達は相変わらず、毎日毎日楽しそうで、それぞれがどのように新田サドベリーで過ごそうか、それぞれの「愉しみ」を持ち寄って時間を過ごしている感じです。
「サドベリーの活動費を稼ごう!」とメルカリで自身に必要なくなったものを売ってお金を貯め始めたH君。「どうやって梱包して発送したら受け取る人が喜んでくれるだろうか」今までアマゾンで買い物をすることはあっても、発送したことは無く、売る側の気持ちを今味わっているところでしょうか。両者の気持ちをくめるというのはすごい強みだと感じています。
「サバイバルは面白いなぁ」と再びマイクラ熱が高まっているS君。男子で集まって攻略本やインターネットを駆使して自分たちのワールドをマイクラで創造しています。
マンガ(コロコロ)を読んだり、粘土で遊んだり、ごっこ遊びに興じたり、怖い話の本を大人に読んでもらったり、カードゲーム・ボードゲームで遊んだり、月曜・金曜は近所のパン屋さんに友達と買い物に行くのを楽しみにしていたり、絵を書いたり、雪遊びしたり・・・
ホント、それぞれが気持ち良く時間を過ごしていて、段々僕もここで自分のやりたいことを無理なく子ども達と同じ空間で出来ている感覚があります。
我が家に無造作に落ちていた石臼に取手をこしらえて復活させました。
新田で夏種を播いて収穫した大豆をこの石臼で挽いてきな粉にしてきな粉餅を食べるというのが僕の中で今流行っていることの1つです。
なんとなく、気になるんでしょうね。色々な子が石臼を挽きにやってきてはゴリゴリとやっていました。
何かに取り組むと、どうしたらもっと上手くいくかな?と好奇心と向上心が触発されるものですね。取手の作り方、臼の回し方、粉の受け方・・・きっと子ども達も毎日こうしたことの連続の中で生きているのではないでしょうか。
新田は良いところですね。
一昨日の金曜日にはカワガラスのつがい?が玄関の前で死んでいました。
それを一番に見つけたAちゃんは「あ、鳥が死んでる!」と興奮気味に友達のSちゃんと僕のもとへ報告に。
朝来た時にはいなかったから、すぐさっきに死んだんだ・・・。
何の鳥か図鑑で調べてみようと持ち帰って、図鑑で調べて(そこでどうやら「カワガラス」という北海道から九州に生息する留鳥ということが分かる。)そして雪をかいて桜の木の下に埋めてあげた。
最近ではシカもよくロッジの周りをウロウロとしていて、窓からシカが歩いているのが見えたりもします。
先週は新田のおじいちゃんの家の前で足を挟んで死んでしまったシカをいただいてくるという日もありました。
人間以外の生き物の存在を感じながら生活出来る経験って今の日本では意識しないとなかなか得難いものになっているのではないでしょうか。
そういう意味で新田はとてもありがたい場所です。
土曜日クラスのNちゃんもちょっとずつ場に慣れてきているような感じがあります。
マイペースに色々な取り組みをしています。
緊張感の無い、安心した時間と空間になってきているように感じています。
そろそろ2月も終わり。
また春が訪れようとしています。