新田サドベリースクールでは昨年度(2020年度)から「個人活動費」というものを設定しています。
全体のスクール活動費とは別に「個人活動費」を設定することによって、より大らかに他人の活動への投資に対して捉えることが出来る様になるのではないかという狙いから生徒の1人が提案して出来たシステムです。
個人活動費の行方⦅2020年10月の記事より⦆
出来てから2年が経過しようとしていますが、最近ではますます盛んになってきています。
数学ジュニアオリンピックの出場費用として
だったり
switchのモンスターハンターライズのソフトを買いたい
だったり
switchのプロコンを買いたい
だったり
個人活動費を使って(近所の)パン屋さんのパンを500円分買いたい!
っていうものだったり
上述の声を聞いて、「僕も100円使ってジュースを買いたい!」
などがあったり。
自己投資
今年度は年間5000円という限られた個人活動費(繰越出来る様になって去年度のものと合わせて10000円持っている子もいたり)ですが、それをどの様に使うと自分の幸福度が上がるのか。
色々な使い方を友達のものを見たりして、色々経験しています。
個人活動費を6年貯めてswitchを買うんだ!と言っている男の子もいます。
何が良いのかな。
そんなことをそれぞれが考えながら日々過ごしています。
お金も置いておくだけではただの数字。
それをどの様に価値に変えていくのか。
個人活動費は良いお金の勉強になっている様に感じます。
正解はその人の中にしかありませんので、1人ひとりが色々とトライ&エラーを繰り返しながら、上手に付き合っていくようになるのでしょう。
前の記事にも書いていますが、個人的にはとても面白く見守っています。
「そのお金の使い方って・・・」て思う度にその人の学びになっているのではないでしょうか。
もっと額を増やしたら面白そう!と個人的には感じていますが、生徒たちはどんな風に思っているのでしょうね。
色々なお話を子ども達とするのが面白いです。
文:スタッフ 長谷洋介