昨日スクールに、愛知県で映画「屋根の上に吹く風は」の自主上映会をしてくださったグループの方から、「そこで集まったお金を寄付させてもらいました。」との電話がありました。
その電話の事を今日の朝の会にて全体で共有しました。
今までは寄付をいただいたら、1人ひとりが一言メッセージを書いてお返事をしていたのですが、「何を書いたら良いのか分からない!」「みんな「寄付ありがとうございます。」というような似たような文になってしまう。」
というような生徒の中の困り感がありました。
寄付をもらった時に、「どうしたら感謝の気持ちを伝えられるのかな?」「どうしたら寄付して良かったと思ってもらえるのかな?」「どうしたら寄付したいと思ってもらえるのかな?」なんて話をスクールのミーティングで先月していました。
そのミーティングで決まったのは、「寄付があったらその寄付をどの様に使わせてもらうのか、話し合って決める。」「お返事はその日スクールに来ている全員で1つの文章を考えて書く」という事です。
今回いただいた寄付に関しては、秋に予定している大山キャンプの活動費に充てさせてもらうという事に決まりました。
みんなでお返事の草稿について考える姿がありました。
年長者が率先して文章を考え、年少者はその様子をじっくりと観察していました。
文章が出来上がった後に、誰が実際に字を書くか?という話になって、Kくんが立候補してくれました。
子どもたちが、主体的に話し合い、寄付の使い道、お返事の担当、そして遠足へ行ったらその様子もまたお手紙したら良いと思うと、秋にもまたこの寄付してくださった人にお手紙とお菓子を送ることに決まりました。
寄付のお返事をどうしたら良いか分からない困り感からスタートして、自分達が気持ち良くお返事出来る方法を模索している姿が見られます。
お手紙に字を書くのはちょっと躊躇があるけれど、最近の写真を貼ったり、絵を描いたりと自分が無理なく出来ることを提案して装飾する子の姿もありました。
本当に日常の色々な事に学びや成長のきっかけはたくさんあります。
映画を通じて私たちの活動の事を知ってもらえるのも大変ありがたいです。
そして寄付まで送ってくださるなんて神様の様に感じます。
私たち1人ひとりの姿や成長で、この応援に応えていきたいなと思います。
文:スタッフ 長谷洋介