爽やかな秋晴れが続く日々、新田は少し肌寒いくらいで
「コタツがあったらいいねぇ」
「薪ストーブ火つけない?」
なんて声もチラチラと聞こえてくるようになりました。
今週の流行は「氷おに」
「25分間で捕まった人が過半数を超えたら鬼の勝ち、超えなかったら逃げる方の勝ち」
というルール。
僕は主に鬼役を頼まれることが多いのですが、これがめちゃくちゃハード。
部活か!?
というくらいアップダウン、藪道などを走ります。
でも1回逃げさせてもらったのですが(初めて)、このフィールドで逃げるというのは結構なスリル。何回も「やろうやろう」と言うのが分かる気がしました。
逃げる方も地形的戦略だったり、局所的な戦略を色々と練ったり工夫したりしている様が伺えて、どんどんレベルが上がっていっているのを追いかけていて感じるのが面白かったりします。
誰かが囮で逃げている間に仲間を助けたりだとか。
昔さんざん遊ばれて、感じてきたことをまたここの子どもたちも感じているのかもしれません。
逃げながら・追いかけながら「この薮だらけの部分がもっと草刈りされていたら良いのになぁ」とか「この鹿柵がなければ良いのになぁ」とか感じることはあります。
高齢化が進んだり、人口減少が進み中山間地の景観も変わってきているのでしょう。
何はともあれ、室内で遊んだり室外で遊んだり。
今週はたっぷりと外で走り回りました。
魚釣りだそうです。
最初は一人の女の子が始めた遊びが、魚に罰ゲームの指令が付け加えられたりして色々と遊びも進化していました。
最近は女の子たちの中で「勉強」熱が高まったりしています。
学校から配布される教科書を持ち寄っては机を陣取り勉強したりしています。
「ねー一緒に勉強しよう」
勉強していて
「あーもう1時間経っちゃった。」
などの声が聞こえてきます。
それぞれの学年でもらった教科書を楽しそうに開いて問題を解いたりしています。
上の子が下の子を教えたりという姿が自然と見受けられます。
学びとは本来楽しいものだということを彼女たちを通じて再確認させてもらえていますし、とても尊く、そして素敵な光景です。
ある子は家でもめちゃめちゃ勉強しているそうで、今はとてもそんな気持ちなんでしょう。
やりたいときにやりたいことをする
とても効率的で気持ちの良いことだと思います。
今日は森のようちえん主催の祭に参加します。
そこでサドベリーで作った味噌を売ろうという事になり、準備しました。
3年熟成味噌です。
毎日良い風が吹いています。
(文:長谷洋介)