遊び・学びを考える②

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新田サドベリースクール保護者さんによる企画 【遊び・学びを考える会】

第2回となる6月は、第2章〜狩猟採集民の子どもたちは遊びでいっぱいだった〜 を、輪読(参加者で順に音読)していきました。

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一節ごとに止め、参加者のさまざまな解釈を共有したり、疑問点については各々の受け取り方を交わしたり、理解を深めあっていく時間を設けては、また次の節へと、進んでいきます。

多くの意見を出し合えたのは、初回を経て 場がよりリラックスしたからではと主催の保護者さんからの言葉もありました。

一部ご紹介しますと、

【「教育」という言葉の定義は、「文化の伝承」】

という一文を掘り下げて、周りにいる大人(前の世代)の暮らし・生き方が こども(次の世代)伝わっていくんだねというところから、今自分たちが暮らす智頭町の子育てコミュニティの在り方なんかにも話が及びました。

また、保育・教育の場でよく聞くようになって久しい「異年齢の良さ」。

一体なにがそんなに良いのか?ということに対しての、解になるような一節も第2章のなかにありました。

参加者の間でも、自分の幼いころの体験を思い出し、「ああだった」「こうだった」と紐解きながら、だから良いんだね、と盛り上がったテーマです。

(44p〜)社会的なスキルと価値観を学ぶのは、子どもたちだけで無制限に遊ぶ時間。よかったら ご一読ください。

最後はわたしの個人的感想になりますが、記述にあるような社会的な遊びのなかで育まれているのは、自分への絶対評価なんだろうな ということを感じました。

人と比べてなにかの基準に照らし合わせてという、相対評価ではないので、自分自身への信頼度が増していくことに繋がるんだと思います。

ほかに、みなさんに引っかかってきたワードは、【人生に対するくつろいだ姿勢】

ひとりで読み進めていくのも良いですが、こうした会で輪読というスタイルで読み進めていくのもなかなか大変おもしろいです。

次回は、719日(金)18:00〜です。

(近日、参加者募集の記事を掲載しますのでぜひご予定くださいませ)

文・松本 雅子