夏くらいだったでしょうか?
「外にアスレチックとか、なんか遊ぶ場所がもっとあったらいいのに。」とTくんが言っていたように思います。
「お父さんたちの力を借りて作ってみても面白いかもね。」なんて話も出ていました。
でも、そんな感じで話はしていたけれど、具体的に行動したりという事はなく、なんとなく想いを共有してその場は過ぎ去っていきました。
このブログでも以前書いたように思いますが、ニワトリの庭作りに竹を伐りに行くグループを見て、Tくんも竹を伐ってアスレチック(ジャングルジム)を作りたい。となり、伐りに行きました。
伐ってジャングルジムを作ってみると、イメージが膨らんだのか、今度はブランコ作りたいと、ブランコ作りに取り組み始めました。
ジャングルジムで組み立てた構造物を2つ並べて、そこに竹をひっかけてロープを垂らせばブランコが出来るんじゃないかと発想したようでした。
先週はせっせと毎朝朝の会に参加しては「洋ちゃんとブランコ作りしたい。洋ちゃんに手伝って欲しい。」と1時間ずつ時間を設定しては制作に取り組んでいました。
Tくんが外で作業していると、「何してるの?」と他の生徒たちが見物したり、一緒に作業したりしました。
「ブランコのところにある切り株が邪魔だね」と切り株を掘り起こす作業。
この作業1つとっても楽しい遊びになったようです。
普段切り株を引っこ抜くということには縁遠い子たちですので、どうやったらこの切り株掘り起こせるのかなと、身近にあるアイテムを駆使して取り組んでいました。
身体全体を使う遊びですね。この日は肌寒い日でしたが、身体全体を動かしているとポカポカしてくるようで、1枚また1枚と服を脱いでいく少年たち。
1日1時間程度で1週間で完成しました。
本人は「ここに踏み台なんかあったらもっと大きく揺らせるな。」と既にアップデートについて考えている様子でした。
この前の土曜日に出来上がったブランコ。
昨日、月曜日は小雨が1日ふる日でしたが、このブランコは人気で、色々な生徒がそれで遊んでいました。制作したTくんも満足げな顔をしていました。
今度は「竹で秘密基地を作るんだ」と図書館で色々と本を借りてきたようです。
どんどんチャレンジ(行動)してほしいなと思います。
文:スタッフ 長谷洋介