プレーパークに遊びに行くと「自分の責任で自由に遊ぶ」というようなワードをよく目にします。
Tくんが中心となりスタッフの力を借りて作った竹のブランコですが、色々な人が遊びにきます。
室内で遊んでいた子が「ブランコいこー」と友達と誘い合って行く姿が見られるようになりました。
当初は「ブランコ」として作った遊具だと思いますが、遊び方は色々です。
ロープを極限までねじって、遠心力を楽しむ遊びが人気です。
サーカスのような、絶叫マシンのような、ロープが結構な長さなので、なかなか長時間回転し続けます。
生徒によっては回転するときの姿勢を変えたりして、ダイナミックにそして優雅に回転する姿も見られます。
ジャングルジムのように登ったり、そこからジャンプして下りたりする遊びも見られます。
最上段まで行く子は割とステータス高めです。
「私は4段までが限界だわ」とか「3段目からジャンプできた」とかそれぞれに自分の心と相談しながら慎重に自分の力量に応じて遊んでいます。
Kくんは良い意味でおサルのようです。(完全に褒め言葉です。)
ジャングルジムからロープに飛び移ってそこから降りたり、最上段の竿をぶら下がりながらもう一方の端に渡ろうとしたり。
登ったり、揺られたり、ジャンプしたり。
身体感覚を養いながらブランコと時間を過ごしています。
もう一方の竿が動くからロープで固定しようと、もう一方にもジャングルジムのように竹を補強して登れるように作りました。
「こちら側は簡単には登れないように竹の間隔を長くとろう!」とKくん。
この間隔がちょっと長くなるだけで、登るに際しての難易度がグンとあがります。
ちょっと難しくなることで、挑戦するのが楽しくなったりします。
簡単なものはつまらない、ちょっと難しいくらいを挑戦するのが面白い。
子どもたちを見ていると、向上心の根幹の部分を感じます。
自作の遊具なので、恒久的なものではないと思いますが、メンテナンスしたりアップグレードすることも楽しみながら付き合っていくことになりそうです。
文: スタッフ 長谷洋介