このブログでも紹介しましたが、今新田サドベリーではチャボを飼っています。
「ニワトリ飼いたい!」
というHちゃんの発案で、春にニワトリのヒナを購入して育てはじめ、病気や事故や脱走などの事件で購入したヒヨコたちは夏休み明けにはいなくなってしまいました。
それでもやっぱり飼いたい!
ということで、ちょうど市内の人から「ニワトリいらんか?」と声がかかり、9月にチャボの雄1羽、雌1羽、ヒナ5羽いただいてきました。
「飼いたい」と思い、行動に移したHちゃんを中心に、「どう飼ったら良いのかな。エサはどうしたらいいのかな。」などを考え、再チャレンジ。
途中Hちゃんがスクールを休みがちになった際には、代わりにCちゃんがエサやりしたり、小屋の掃除をしたり、お世話をしていました。(今はHちゃんに代わりCちゃんが中心になってお世話しています。)
ただ、飼っていると難しいこともやっぱりあって、ヒヨコが1羽、また1羽と死んでいってしまい、先日最後の1羽が息を引き取りました。
「なんで死んでしまうんだろう?」
「寒さだろうか?」と防寒用に小屋にポリカで壁を作ったり、
「エサだろうか?」と家からブロッコリーやキャベツなど野菜を持って来ては小さく刻んであげてみたり
「外に出て散歩が必要なんかな?」と外を散歩させてみたり、庭の制作に取り掛かってみたり。
それでも、1羽また1羽と小さな命が無くなっていき、主にお世話しているCちゃんは「なんでなん?」と肩を落とします。
弱った時に発見して、その日1日抱いて温めてあげたりするも、看病の甲斐なく、死んでいくヒヨコたちの傍らで「こんなに死んでしまうならもう飼いたくない。」
他の友達も一緒にお世話してもらえたらとも思うようで、「私1人では無理だわ。」という言葉も聞こえてきます。
「誰か飼ってくれる人に譲りたい。」とも言います。
それでも、毎日毎日エサやりして、水を取り替えてとお世話をするCちゃんです。
途中になっている庭作りも「早く完成させなくちゃ。」と気になっているようです。
ニワトリに向き合う時に、色々揺れ動くCちゃんの心を感じます。
僕自身も、プライベートでニワトリを飼い始めて今年で8年目になります。
途中、やはり病気で弱って死んでしまう子や、野生動物に襲われて全滅みたいなことも経験し、その度に、「こんな思いするくらいだったらもう飼わない方がいいか。」とも思いました。
でも、その度にやはりニワトリのいる生活が大好きで、今も飼っています。
飼ってみないと分からないことがたくさんあるかと思います。
どういう風に飼いたいのか。
なんで飼いたいのか。
何かある度にこれらの想いに立ち返り、自身で判断していくことになるかと思います。
自分1人でも飼いたいのか。
なんで飼いたいのか。
Cちゃんも今色々葛藤しながら今いるチャボたちと向き合っているのではないでしょうか。
自分が「やりたい」「好き」って思う事は、無条件に頑張れるものだと思います。
今後、サドベリーのニワトリ(ちゃぼ)事情はどうなっていくのでしょうか。
見守りたいと思います。
生き物を飼うって大変。色々な気付きや学びもあるかと思います。
やりながらこなれていくところもあるんだろうなと思います。
命と向き合うのって重たいです。
生き物だから、ゲームの様に簡単にリセットという訳にもいきませんし、思ったようにもなかなかいきません。(ゲームも思ったようになかなかいかないところは共通かな。)
文: スタッフ 長谷洋介