信頼して・任せて・待って・支える

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僕は大学時代は沙漠の緑化を志し勉強していたが、同時に教職課程も受講していた。

大学を卒業してからは青年海外協力隊で「理数科教師」としてフィリピンの教育現場に関わらせていただいた。大学卒業後は「教育」という分野で社会に関わっている。

一昔前で言えば「でもしか先生」なのかもしれないが、それでも自分なりに真面目に「教育」というものと向き合い、教職課程を受講していた時は与えられた参考文献しか読まなかったのが、色々な教育施設に出かけて行ったり、文献にも目を通したりする機会がもちろん増えた。

色々な教育学者と言われている人や、現場の先生などの言葉に触れる機会が増えたが、熊本大学の苫野先生も僕が大好きな大人のうちの1人でよく教育の基本は「信頼して・任せて・待って・支える」とおっしゃっている。

好きな言葉の1つでたまに引用させてもらっては僕自身の思考の助けにしている。

なかなか難しいことだと思うが、とても大事な事だと思っている。

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昨日は近所の体育館へ行った。

朝の会の時間になると大勢が会に参加し「体育館へ行きたい!すぐに行きたい!」の大合唱になった。

先週に引き続き全員で午前中体育館へ行った。

バドミントンをしたり、一輪車の練習をしたり、体育館を探検したり、ボール遊びしたり、ヨガみたいなことをして遊んだり、ゾンビおにごっこをしたりとたらふく遊んだ。

全員で行くと体育館も活気に溢れ、時間が経つのもあっという間だった。

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「ノーメディアの日は良いんだけど、雨が嫌だなぁ」と雨雲を恨めし気に見上げるRちゃん。

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午後は室内のリビングで、勉強部屋で、ロフトでボードゲームやカードゲームに興じる姿がよく見られた。

2020_06_11 (5)定例の新サ会では「学校案内のパンフレットが古くなっているから(5年前作成)、新しくしたい。」とKkくんの提案に「良いと思う。」と参加者全員が同意。

今後どのようにそれに取り掛かっていくか、Kkくんを中心に継続して検討していくことになりそう。

自分たちの居場所を自分たちで魅力化していく動きはとても健全で素敵な事だと感じています。

「ひま~」「つまらな~い」と現状に不満を漏らすのも良いけれど、何か刺激的で面白いものを与えられるのを待つのではなく、積極的に自らつかみ取っていく姿勢はとても大事な事なんだろうと思う。

何をどうしたら自分の心が喜ぶのか。

その全てが与えられる環境に居続けるのはきっと難しくて、自分でその環境をデザインしていく力は大人になっても有用な力なんだと思う。

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4年前に当時スタッフだったさとちゃんが「この子たちがここで過ごして3年後4年後が楽しみ。」と言っていた言葉を昨日ふと思い出し、その3年後4年後を今ここで一緒に過ごしていて、その子たちが自分たちの居場所を自分事として捉えながら、ちょっとずつかもしれないけれど主体的に取り組む様を同じ空間で共有出来ていてとても楽しく感じています。

未来は与えられるものではなくて創るもの。

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one teamで一緒に手作りしている感じが3,4年前と比べると色濃く感じる。

「信頼して・任せて・待って・支える」

これからも共にスクールで豊かな時間を過ごしていきたい。

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文:スタッフ 長谷洋介

 

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