今年は 暖冬だねー
過去1番くらい 雪が少ないねー
と、小春日和を感じることさえあった 年明けの智頭町。
金曜の夜から 降り出した雪が、こども達待望の コンディション最高な積雪となりました♪
26日の土曜日クラス。
午前中、スタッフは 朝から 雪かきに励み (スクールへと続く道は、町の除雪車は入りませんので、新田集落所有の手動除雪機で 雪かきすることになります)、ロッジにメンバーが勢揃いしたころ 誰かれともなく 誘いあい、いざ! 雪遊びへ!!
大人のわたしの体重だと、1歩出すたび 一瞬で 膝上まで埋もれるくらい ふかふかの積雪。背の高いようちゃんに、ダイブっ!!と 雪の中へ投げ込んでもらったり、雪に埋めてもらったりする姿。
つららが 取りたい!(=食べたい 笑)と、新田での はじめての冬を ひとつひとつ 味わっていく姿。
建築プロジェクトで 建てた裏小屋では、「屋根の雪下ろしをしよう」との声掛けに、脚立をかけて 次々と 屋根へ登る姿。…そして 始まったジャンプ大会。
片流れ屋根のこちら側は 雪がなければ 3メートルの高さ。
下の積雪具合はどうか、高さから着地の衝撃も考え、各自が 自分の気持ち・体と相談しながら、飛び降りて大丈夫かどうか考え 下を覗き込みます。
さらには、こんな遊びにまでも 発展していきました。
ロッジの屋根の特大すべり台。
まずは、屋根に登るところ。
もちろん ひとりでは 難しい 高さと 傾斜と 足場。
やりたい!と思う子たちが、次々に 知恵を出し合って、それぞれの体の大きさ・身体能力・支える&引っ張るパワー などなど、阿吽の呼吸で 協力し合い 達成していく姿。
合言葉は 『協力体制』
口々に それを連呼しながら 意気揚々とのぼっていきます。
登り切って、スタート地点に座ってからは、また 自分との葛藤を 経験します。
「やりたい!でも ちょっと怖いな…」
「できそうかな?んーー>_< どうしよう」
「まだ不安もあるけどー・・やっぱり おもしろそう!」
「ようちゃん! ふかふか雪 もっと積んでー!」と お願いする声。
そして、頭で考えながら 感覚に頼りながら 体の反応・心臓の音、自分自身と対話しながら 挑戦するかどうか・来た道を戻るかどうか、を 決めます。
こういった経験は、身体感覚を学ぶ ‘遊び’ だなと わたしは感じています。
自分の限界 (いけそうか 無理そうか)を 自分で知ってやりながら、一線の向こう側に辿り着く体験は、自分の体への自信・自分自身への信頼に繋がるように思います。
なんて、小難しいことを書いてみましたが、感覚頼りの遊びは 単純に 楽しい! のですよね。
1~2歳の子どもが、できるかどうか微妙なラインの、ちょっと難しそうなことを好んでするように、
ちょっと怖い・ちょっと不安には、おもしろそう!やってみたい!が 同居していますから。
(スクールでの活動においては、‘そこに スタッフがいる’ という安心感も 子ども達には 大切な要素のように感じます)
大人ならではの経験からくる 面白そう! それをやってみるスタッフの姿に触発されて、子ども達が 挑戦していく遊びもありますし、
子ども達ならではの 柔軟な発想で、次々と展開していく遊びに わたし達スタッフがつられて付いていくこともあります。
そんな、冬のサドベリースクールでの 活動のひとコマ。
次の日に、筋肉痛がやってくることも しばしばのスタッフ業ですが、
現在、来年度のスタッフ (H31年度 4月1日~ 翌 3月31日) を 募集中です。
今年度 はじめて選挙管理委員会が発足し、よりたくさんの人に 立候補してもらい、サドベリースクールがより良くなるようなスタッフ選挙にしよう!
そうメンバーが 10月から 話し合いを重ねてきた 募集要項が、今 公示されています。
多くの方に 興味を持っていただけたら 嬉しいです。
募集要項ページ:http://shindensudbury.org/info/4124
また、来年度の生徒も 募集しています。
2月末までに 入学願書を提出いただきますと、入学金が20%割引きになる制度がございます。
検討中のこどもさん・ご家庭がありましたら、詳細などはスクールまで お問い合わせください。
メンバー 一同、お待ちしております!
【文・松本 雅子】