教育支援センター「すてっぷ」さんを見学してきました。

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鳥取県によると県内には現在約600人の「不登校」児童・生徒がいるようです。

学校には通っているけれど、辛い時間を過ごしている子ども達もいるかもしれません。

学校が多くの子にとって魅力化していくことはすごく大事な事だと思いますし、どうしてもそこにそぐわない子が出るのだとしたら、多様な学びの場を社会が認めていくことも有効な手立てだと思っています。

県内でフリースクール通知を受けて、活動している団体が4つあると前のブログでも紹介させていただきましたが、昨日はそのうちの1つ、鳥取東部の湖山にある教育支援センター「すてっぷ」さんを訪問してきました。

すてっぷさんとは数年前から少しですが職員間の交流(情報交換)がありましたが、現場の子ども達の様子を見学させていただいたのは昨日が初めてでした。

すてっぷさんのことはwebページに詳しくありますので興味のある方は是非ご覧ください。

教育支援センター「すてっぷ」

そこのページにも載っていますが、県内唯一の私立学校が運営する教育支援センターで、高校の教員がスタッフをしていたり、鳥取大学・鳥取環境大学・鳥取短期大学の学生もボランティアスタッフとして関わっているのが大きな特徴の1つだと思います。

入室数は今年度は15名くらいらしいですが、昨日は6名の子ども達の利用がありました。

週に1日の利用だったり、月に2日程度の利用だったり、その子の状況によっての利用がされている様です。(在籍校とすてっぷの併用だったり。)

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(3年前に作ったルールを大事にしながら、少し変更したりしながら活動している様です。)

開室当初は中学生の利用が多かった様ですが、今は小学生の利用が増えているそうです。

進路として県内の私立高等学校、県立高等学校に進学したり、そのまま運営している高校(クラーク記念国際高等学校鳥取キャンパス)に進学する子もいるそうです。

昨日もスタッフの先生や校長先生と情報交換する時間を持っていただきましたが、地域に多様な学びの場の認知が進んでいき、子ども達がどこで学んでいても自信を持って過ごせるようになったら良いですね、という話に落ち着いていきました。

私たちの様な活動をしている団体(スタイルは異なるかもしれませんが)が横の繋がりを持ちながら、子ども達の多様な学びの場を保障していけたら少しは風通しの良い社会になるのではないでしょうか。

ここでもまた、「コロナが落ち着いたら生徒同士の交流もあったら良いですね。」と言いながら別れてきました。来週スクールでも共有させてもらって、興味を持つメンバーがいれば具体的に話が進んでいくかもしれません。

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湖山池のほとりにあり、近くに広い芝生の公園もあり、とてもロケーションの良いところです。

午後スクールに戻ったら、サポーターのなおちゃんと一緒にレジンアクセサリー作りで盛り上がっているグループがありました。

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話を聞くと朝からずーっと集中してレジンでキーホルダー作りをしていた様です。

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色々な人がそこにいると、それぞれ得意な事や好きな事が異なったりして、そこから双方に刺激があったりして、そんな化学反応が面白かったりしますね。

なおちゃんがポッと入る事によって、レジンアクセサリー作りという活動が展開したんだと思います。

興味を強く持つ子もいて、今後定期的になおちゃんと一緒にレジンアクセサリー作りをする子も出てくるかもしれません。

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月曜日に完成との事、めちゃめちゃ素敵なアクセサリーが出来ていましたよ。

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僕が午後帰ると早速AちゃんとIちゃんとTnちゃんが「おにごっこしよ!」と声をかけてきて、雨が降りしきる中恒例の氷オニをして遊びました。

雨でも外でやるんですね。

僕も一緒に参加しながら、なんだか学生時代の部活動を思い出しました。

みんな風邪ひかないと良いなー。

良い週末を!

文:スタッフ 長谷洋介