土曜日クラスは12日にスタートしました。
新田サドベリースクール「土曜日クラス」、新田サドベリースクール「平日クラス」
新田サドベリースクールの名前でそれぞれ活動していますが、メンバーが異なっていたり活動頻度が異なっていたりでその雰囲気はまた違ったものです。
「平日クラス」と「土曜日クラス」の行き来は自由という風にしていますので、平日クラスの子が土曜日に遊びに来ることもありますし、その逆で「今日はちょっと学校行くのがしんどいから」と土曜日クラスの子が平日に来ることもあります。
平日クラスの子が土曜日にも遊びに来ることによって、生徒間の交流があったり、平日の雰囲気を感じることが出来たりとそういった側面がある傍ら、人数バランスによっては平日色が色濃く出て、土曜日クラスの子がどことなく受け身になってしまう側面も散見されるようになったように感じています。
「平日」であっても「土曜日」であっても、大人が「あれしなさい。これしなさい。あれはしちゃダメ。これはダメ」と指示命令することはありません。あくまでも主体的にその子その子が人生の主人公となり自分の時間を過ごしていきます。
自分のやりたいことが、すぐに出来ることもあれば、準備や調整が必要なこともあります。
この「準備や調整」をするくらいなら「ま、いいか」と諦めるケースもあれば、「いやいや、これやったら面白いから準備や調整しますよ!」とそれに向かうケースもある。
やっぱり「気持ち」の部分は大切にしたいと思うし、その「気持ち」がはっきりとあれば自ずと友達や大人スタッフをも巻き込みそれらの実現に向けて事が動き出すことが多い。
「自分で動かなきゃ」と常に人生の軸が自分にあれば、効果的に行動に移すことが出来るが、その軸が自分以外のところにある場合に受け身になってしまうことが多いと思う。
特に平日の多くの時間を学校で先生の指示に従う事に慣れている子は、自ら考え、発信し、行動して行くことに当たり前だが慣れていない。
(別に学校の善悪をここで言いたいのでは無く、行動指針として日々の習慣は大きいということが言いたい。)
土曜日クラスを始めて、今年度で5年目になった。
前述した「準備や調整」の部分を土曜日に来る生徒たちに期待するのは酷な気もしていて、そもそも土曜日の子たちがその「準備や調整」を限られた時間でしていくよりは、今ある環境ですぐに出来る自分のしたいことをして過ごすというところに子どもたちのニーズがあるように感じている。
「何がしたいかな?」日々の関わりの中でそんな話を土曜日クラスの生徒と話しながら一緒に準備出来ることはしていったら良いなと思っているが、週に1回と週に5回とではやはりその積み重なり方に違いがある。
やっぱり平日は平日、土曜日は土曜日
という風になる。
そんな土曜日クラスも生徒離れが進んでいて、何とか利用する人が増えたらなとメンバーで話し合ってはいますが、なかなか難しそうな今日この頃です。
このままだと来年度土曜日続けていくのが難しいね。今の環境を維持するのは難しいね。と最近話し合っています。
どんな形が良いのか、今後もメンバーで話し合いを重ねていきたいと考えています。
【文 長谷洋介】