大体1学期に1回のペースで提案されて決行されるお泊まり会。
手慣れたもので、段取りよく計画して実行に移していくようになりました。
日にちの設定、食事の計画と手配、お楽しみ企画などなど
お料理を凝って楽しく美味しく過ごすパターンもありますが、今回はとにかくお腹が満たされたら良いや!とお金も時間もかけずにとにかくゆっくりとじっくりとスクール時間を過ごせるようなそんなお泊まり会だったかもしれません。
夜と翌日の昼はハヤシライス、朝はパンというシンプルな献立。
持ち物は1人野菜2つというとても省エネな感じ。
買い出しに行って、夜も更けてきたらぼちぼち調理を始めて・・・。
「今日はバスに乗らなくても良い!」といつも定時になったらバスで帰るメンバーたちもこの日はゆっくりとそのままスクール時間を満喫します。
「調理班」と「片付け班」に分かれるのが最近のパターン。
肉なしで、とにかく野菜・野菜・野菜なハヤシライス作り!
Kくんが「ビンゴとかしたら面白いかな?」と、最近ハマっているvisual basicというプログラミング言語を使ったソフトでビンゴの仕組みを作り用意していました!
「買っても良いのかもしれないけれど・・・」と言いながらも、自分でせっせとパソコンの前に座り、ランダムに1〜75の数字が出てくるようなシステムを作ったり、ランダムで75個の数字を並べてビンゴカードを作ったり。
数字の出し方も、数字をカラフルにしたり、急に止まるのではなく、徐々に止まっていって盛り上がるような工夫をしたり・・・。
「夜の8時になったらビンゴ大会をします!」と朝の会の後に情報共有。
8時になったらKくんの呼びかけのもと、たくさんの子がビンゴ大会に参加しに集まってきました。
手作りの良さ!
たまにランダム設定しているはずだけれど、同じ数字が登場したり・・・。
カードもエクセルのマクロを使って作製したようですが、同じカードがあったりと、そんなハプニングもみんなで笑いに変えながら楽しんだり。
「ビンゴはやらないけれど、ボタン押し係したい!」という子が出てきたり。
順番に数字を止めるボタンを押しに前にやってきたり!
ビンゴセットを買ったら簡単だけれど、「買わない」という選択をしたらそこにまた新しい世界が広がっていたり。
面白いなぁ!
ビンゴの景品はお菓子。
ビンゴが成立した人から用意したお菓子を選ぶことが出来ます。
お泊まりのルールとしてスクールとして設定しているのは夜9時以降はノーメディア。
夜はゆっくりみんなでおしゃべりの時間にしたいからと、当時のメンバーで作ったルールが今も大切にされています。
夜9時以降は、ご飯を食べたり、集まって人狼のゲームをしたり・・・とゆっくりと時間が流れていきました。
大勢でする人狼ゲームは盛り上がりますね。
みんなそれぞれの癖が出てきたりして、そんな癖も観察し合いながら、ゲームを楽しんでいました。
12時以降は台所の電気はつけたまま、あとは消灯。
寝たい人が寝れるような配慮から生まれたルールですが、そこで2階に上がって眠る子もいれば、引き続きひそひそと人狼ゲームを継続する子もいたり。
徹夜で人狼ゲームをしたグループもあったみたいです。
たまには夜通し友達と過ごすのも良いですよね。
真っ暗な窓の向こう側を見ながら「怖いねー」と言い合っている男の子たちの姿があったり、昼間とは違うスクールの顔です。
Ksくんもお泊まり初参加でした。
ちょっとずつそうして一歩を踏み出しながら、自分に自信をつけたり、新たな世界を発見したりとそんな一面を共有していけるのは嬉しいことだなと個人的に思っています。
明日は今シーズン初のスケート遠足です。
昨年度はコロナで閉園でしたが、今年度はオープンするようです。
子どもたちはとても楽しみにしている様です。
自分たちの「したい」を大切にしたり、自分たちの「したくない」を尊重し合ったりしながらの日々です。
文:スタッフ 長谷洋介