1年間を終えて 

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2011年秋 というと今から4年ちょっと前になる

森のようちえんを卒園する園児もチラホラ出始めるそんな時期だった。

そんな折にさえちゃんから「森のようちえん附属学校」を作りたい、という言葉のもと、有志で勉強会が始まった。

そこで国内外の様々なオルタナティブ教育を勉強する中で出会ったのがアメリカのサドベリースクールだった。

その出会いの衝撃は今でも忘れない。

何せ、今まで僕が学校にあって当たり前と思っていたものがことごとく何も無いからだ。

そして、フリースクールと言えば不登校になった子が行くというようなイメージもあったが、アメリカのサドベリーはどうも積極的にそちらを選択するケースも多いという。

それはアメリカ国内にとどまらず、日本からもアメリカのサドベリースクールを目指して、移住して通わせている人もいる。

そして、大学への進学率も高く、自分の「こうありたい」という意思をしっかり持って進学している様子がうかがえる。

卒業生にとるアンケートでも、自分の人生を肯定的に生きている人の割合が非常に高い。

何もかも新鮮で、甘美的だった。

最初は「またさえちゃんが思い切ったこと言い出したなぁ。」と割と冷静に、遠巻きに関わっていたが、徐々にさえちゃんの魅力と、サドベリーの魅力に吸い寄せられてしまっていた。

2013年3月14日 鳥取でサドベリーの勉強会をさえちゃんと一緒にした帰りの夜だった。

その頃には高まる気持ちを抑えきれずに

「何でもやります!やりましょう!」とさえちゃんに訴えかけていた。

始めないと、何も始まらない。

2014年4月

ご存知の通り、とりあえず土日型でやってみよう。

と週末サドベリーが始まった。

1年やってみて、やはりサドベリーの魅力は今週一でやっていることを毎日積み重ねてこそ発揮されるという予感が、実感として変わったので来月4月からは毎日クラスがスタートする。

勉強会を重ねていた3,4年前にまさか本当にこんなことが出来るとは思ってもみなかった。

でも実際にそうなっていることに、僕自身も驚きと喜び両方を噛み締めている。

想いで突っ走ってしまう、さえちゃんと僕だから、至らないところも多々あり、それで迷惑かけたことや、傷つけてしまったこともあるかと思います。

4月からはしっかりもの(たぶん)のまっちゃんも専属スタッフに加わり、給食スタッフのあやちゃんもお昼には新田に上がってきてくれることになります。

仲間の輪を少しずつ広げながらこれからも頑張っていきたいと思っています。

最後に

多くのみなさまの温かい理解と協力なくして、新田サドベリーは存在し得ないだろうと思っています。

利用してくれている家庭の皆様

応援してくれる町、町民の皆様

新田の皆様

本当に多くの皆様に支えられての活動だと思っています。

どうもありがとうございます。

これからも温かく見守っていただければ幸いです。

もしかしたら、僕1人で毎日サドベリーしてるかもしれない。と半分冗談、半分本気に言っていましたが、4月から6人(今現在)の子ども達と毎日日々を重ねていきたいと思っていますし、土曜日は23人(今現在)の子どもたちが新田にあがってくる予定です。

今から4月が楽しみです。

それではまた

長谷洋介(ようちゃん)