日本って四季があって、風景の移り変わりから四季を感じたりしますね。
寒暖差があるからこそ、四季をはっきりと感じるのかもしれません。
今年の冬は雪も多く厳しかった分、なんだか春がとても心地良く爽やかに感じます。
「スクールでは室内で過ごすのと外で過ごすのと割合としてはどんな感じですか?」といった質問を受けることがあります。
この質問にパッと答えることは難しく、それは子どもによったり、天気によったり、季節によったりとするのですが、概ねこう気候が良くなって来ると外に出て過ごす時間も増えてきます。
今日は昨日に引き続き「外で鬼ごっこしよう!」との声がかかり、1時間ほどほぼ全員で外で氷おにをする姿がありました。
ハンモックをしたり、サンドバッグを叩いたり、トランポリンで過ごしたり、ブランコしたり、外でお弁当を広げて友達と食べたり。
こう気候が良いと外が気持ち良いですね。
子どもに聞くと「夏が一番好き!」「冬が一番好き!」といった答えが多いのですが、僕は春・夏・秋が好きです。
新田は「良い」季節になりました。
(子どもにとってみたら雪遊びが存分に出来る冬も「良い」季節なのかもしれませんが。)
「ヨモギとゼンマイを採りに行く!」というYちゃんについてHちゃんとTくんも同行。
話の流れで、ヨモギを摘んでヨモギ餅を作って食べることに。
楽しいことをたくさんしていきたいものですね。
掃除当番を工夫したり、新サ会の開催の仕方を工夫したりとちょっとずつまた新しいメンバーを加えてスクールを作り込んで行っている姿があります。
今年度は「多様な人にスクールにもっと関わって欲しい!」ということからサポーターさんにも積極的に声をかけていく感じになりそうです。
新しいメンバーはまだサポーターさんのことをあまりよく分からないので、サポーターさんには来てもらった時に、スクールでサポーターさんの得意な事や出来る事など共有してもらうことになりました。
なおちゃんが来た時は、手芸でお人形さんの洋服を作ったり、スライムを作ったり、アイロンビーズをしたり・・・といった風景がありました。
凄いなぁ、と思うのは新しいメンバーもスッと場に馴染んですぐに楽しそうに過ごしていること。
みんなのリラックスした雰囲気がそういうことを容易にさせているのかもしれません。
なかにはしんどい思いをしてこのスクールに辿り着いた子もいますが、そんな子たちがどんどんと元気になり、「本来の」自分を取り戻していく姿を見ると嬉しい気持ちになります。
「元気があればなんでも出来る!」
某有名プロレスラーの言葉ですが、本当にそうだなと思います。
それぞれがイキイキと出来る環境に所属出来るかどうかというのは結構大きなポイントかもしれません。
僕はマイケルムーア監督の「世界侵略のススメ」という映画の中で、取り上げられているフィンランドの学校で、先生が「自分の家に一番近い学校が一番良い学校です。」というコメントが結構好きです。それはそれで1つの解の様に感じています。
公教育が果たすべき役割。
子どもたちにとって「良い」教育、環境、居場所の提供。
日本の文部科学省の通知や、法律では同じような文言が発信されているのですが、なかなか自分の家から一番近い学校がその子にとって一番良い学校になりきれていなくて、辛い時間を過ごしていたり、悩んでいる子どもたちが日本にはたくさんいます。
公教育で追いつかないところは、民間で、草の根で、地域でフォローしていきながら、子どもたちにとって幸福な時間と場所を提供していかなくてはいけません。
時間がかかるのかもしれませんが、学校だけにその任を負わすことが難しい状況ならば、それは周りでフォローしていくべきですが、でもやっぱり大人が自信を持って「自分の家に一番近い学校がその子にとって一番良い学校です!」と言い切れる社会ってどんな社会なんだろうって興味が湧きます。
今、ここで苦しい時間を過ごしている子ども・保護者がいたとして、「ここじゃないどこか」の存在を感じたり、知ることで、その苦しみが和らぐこともあることでしょう。
ホッと一息
リラックスも大事ですね
呑気に、面白おかしく、ふざけながら、人生楽しんでいきたいものです。
文:スタッフ 長谷洋介