去年度の終盤から開校時間が45分間長くなり、9時15分〜4時30分となりました。
もっとスクールでゆっくり過ごしたい、4時のバスで帰っても大丈夫!とのことから後ろの時間が伸びました。
スクールに通う生徒たちは本当にスクールが大好きなんだなと思います。
そんな生徒たちの大好きなイベントの1つはスクールでのお泊まりです。
普段は4時30分になったらスクールが閉まるのですが、この日は時間を気にせずにじっくりとスクールで過ごすことが出来ます。
夜ご飯・朝ご飯・昼ご飯を決めて、食事係と片付け係を決めるのが恒例になっていますが、今回の夜ご飯は史上初の餃子でした。
買い出しも慣れたもので、定番になっている1玉17円のうどんを買い込んだり、パンやジャムを買ったり、ビンゴゲームの景品のお菓子を買ったり、お楽しみジュースを買ったり・・・。
お泊まりの日に地域のスーパーに買い出しに行きます。
一緒に自炊したりすると、家でよくお手伝いしているなぁという子がイニシアチブをとったり、「包丁初めて握った!」っていう子に包丁さばきを教えていたり。お泊まりのイベントを通じてその子その子の新しい一面の発見があったり。
なんだか今回は割と計画的に晩御飯の準備にかかり始めて、7時にはいただきます!することが出来ました。
(あるときのドラム缶窯でピザを焼いて食べる!企画の時は最後の人がピザを焼き終えたのが深夜の12時を回っていたり。それはそれで思い出深い!)
最近は本当になるべくシンプルにシンプルに(エサ?)という指向だったので、餃子は割と料理って感じでした。
大勢で餃子の皮に包んだり、作業をしていました。
なかなかコロナというものが流行って、色々な機会を失っていた2年間でしたが、何をとって何を取らないか、この期間に色々なことを考えて、色々トライもしてきたように思います。
限りなくゼロリスクを取ろうとすると、「コロナに罹らない為に生きる」事に近くなってしまって、もちろんコロナになるべく罹らないようにすることは前提としてはありながら、それを優先するあまり日々の暮らしが色褪せてしまうという事態に陥ってしまったり。
大事にしたいことは何か?
そんなことを個人でも、スクールでも考えながら、選択して行動する日々です。
メンバーが変わってお泊まりもまた少し雰囲気が変わった感じでしたが、相変わらず楽しそうな時間でした。
ビンゴをしてみたり、夜遅くまで人狼ゲームをしてみたり。
消灯時間後もこしょこしょ話で語り合っていたり。
朝4時から謎に算数の勉強をし始める2人組があったり・・・。
ハンモックと寝袋の組み合わせで寝る子がいたり。
餃子の油にあたったのか、途中でお腹が痛くなって残念ながら帰宅する子がいたり。
今回のお泊まりには参加しない!と言っていたHちゃんから数日後に「今度お泊まりを計画しようかな。」という声が聞こえてきたり。
もっと外に出かけていって、ワイルドにキャンプしたり・・・楽しそう!とか勝手に思ったりもしてしまいますが、生徒たちはここロッジでお泊まりするのが、本当にちょうど良かったり、楽しかったりするのでしょう。
何年も何年も変わらずに、人気の行事です。
文:スタッフ 長谷洋介