すっかり秋めきました。
「遠足行きたくない?」「もっと行きたいところへ行ったり、会いたい人に会いに行ったりしたいよね。」なんて話から”遠足部”なるものが発足しました。
外に出かけて行くことに気持ちがある人たち(生徒やスタッフ)が定期的に集まってお話をする(部会をひらく)ことになりました。
第一回目には集まったメンバーが行きたいところなんかを発表したり、その発表を聞いたり。
「紅葉を見に行きたい」「姫路セントラルパークへ行きたい」「水族館へ行きたい」「山に登りたい」などなどそんな話で盛り上がりました。
「いいね!いいね!」と盛り上がったついでに一緒に提案書を書いてみたり、案を練ろうと集まってみたり・・・。
とりあえず、調整とか、お金とかが全くかからない、裏山(大倉山・1064m)に登ろう!ということになり参加者を募り登ることになりました。
結果、生徒6人とスタッフ(僕)の計7人で登ることに。
9時半からの朝の会が終わってから10時頃に「行ってきまーす!」と意気揚々とスクールを出発しました。
スクールが大倉山の登山口になっていて、「超」お手軽です。
天気が良いと頂上から瀬戸内海と日本海が見えるというナイスな山です。
最初は杉の人工林の間を抜けていく道を進んでいきます。
イノシシのぬた場があったり、きれいな鳥の羽が落ちていたり、面白い形の木が生えていたり。
子どもたちの話は尽きません。
一団は賑やかなに足取りも軽やかに進んでいきます。
段々と道幅も狭くなったり、「沢コース」と「尾根コース」があり、行きは沢コースを選びました。道はプラスチックで出来た階段が地面に埋め込まれており、それが見印になってそれを目指して進んでいきました。
手を使わないと登れない箇所があったり、ちょっと登るのが苦手な子の手を身軽な男子が手を差し伸べるような場面があったり、みんなで励ましたり助け合いながら進んでいくのがとても微笑ましかったです。
男子はひょいひょいとまるでお猿さんの様な身のこなしで、とても頼もしい感じでした。
上に登れば登るほど広葉樹の森になっていて、雰囲気も明るくなっていきました。
ちょうど12時前頃に頂上に到着してお弁当をみんなで食べました。
頂上でしばらく遊んでから、帰りは「尾根コース」を辿って帰りました。
左手が広葉樹、右手が針葉樹の人工林でコントラストがとても面白かったです。
伸びているツルでブランコをしたり、熊の爪痕が見られたり、ナラタケが群生しているのを発見したり。
最近のスマホは凄いですね。
GPSや高度計がついていたり、等高線のある地図があったり、おかげで途中ちょっと道を外れてしまいましたが、迷わずにみんな無事に下山することが出来ました。
アドベンチャーの様で、みんなで良い顔して帰って来ました。
僕も引率で同行しましたが、スクールの外に出ると非日常で色々刺激的で楽しかったです。
これからの遠足部の動向も楽しみです。
文:スタッフ
長谷洋介