来週の火曜日に田植えを予定しています。
この3日間は借りている田畑の周りにシカよけの柵を作っていました。
子どもたち(Htくん、Mkちゃん、Smくんなど)もたくさん手伝ってくれました。
一周ぐるっとシカ柵。
100本以上の鉄筋を打ち込みました。
1本50cm打ち込んでいるので、50m以上打ち込んでいる計算。
おかげで、手はマメだらけ、腕は筋肉痛。(僕の上腕二頭筋が喜んでいます。)
でもなんとなく田植えが出来そうな雰囲気の田んぼまで持っていくことが出来ました。
先月のことを思えば大した進歩です。
前にも書いたかもしれませんが、子どもがパッと「あれやりたい」と思ったときに、手を伸ばせばそれがある、という環境を整えていくのが、スタッフ(おとな)の大きな役目の1つだと思っています。
プラス、新田サドベリーは「給食」をしていこうという風に決めました。
(これは去年の段階で毎日クラスをすることを決めたときにスタッフで話し合って決めたことです。)
給食を提供するなら、なるべく目に見える形の生産物を使用したい。物語がたくさんある食卓になったらいいな。
ということで、田畑も借りて作物生産(家庭菜園)にも取り組みたいと考えました。
僕の思い描くサドベリーは、
例えば料理をするスタッフが調理場を中心にテリトリーを作り(維持管理を担当し)、調理に興味ある子が訪れては一緒に調理をする。
例えば音楽をするスタッフが音楽室を中心にテリトリーを作り(維持管理を担当し)、音楽に興味がある子が訪れては一緒に音楽をする。
というようなスタッフ(おとな)がいたら良いと思っている。
もちろんそれだけでなく、なんとなく全体をふらっと歩きながら子どもたちを観察するようなおとながいてもいい。
今は毎日クラスの子どもは7人だし、おとなも3人。とてもアットホームで「家族」みたいな集団だが、その集団が大きくなったら1人の大人が子ども全員のことを把握するのは困難になってくる。
それが当たり前だし、それで良いとも思っている。
本来、子どもはおとなのいないところでも子ども同士で成長していく。
近くにいたいなと思うときに、近くにいたい人と近くにいたら良いと思う。
ひとりでいる時間があっても良い。
ちょっと長くなりましたが、僕は田畑や狩猟、建築、林業など割と体を動かすことが今は好きです。
特にここ智頭町ではそんな遊びが面白い。
四季の移ろい、自然が見せる変化・・・。
何が言いたいかというと、僕も僕のテリトリーを確立したいと思っている。
今現在の僕のテリトリーは田畑なのかな。
「子どもたちに寄り添う」と「子どもたちに自由を保障する」というのは似ていて、でもちょっと違う。
そこら辺のバランス感覚を養っていきたい。
開校して1か月と少し。
ちょっとずつ ちょっとずつ