金曜日ふいに白いかを持参してくれたN商会の社長さんが中心となって毎日メンバーの子どもたちを釣りに誘ってくださった。
子どもたちも1期に釣りに行ったがボーズだった苦い経験があったので、今度こそはとみんながリベンジの想いで今日Nさんと釣りに出かけた。
Nさんは仲間の漁師さんに声をかけてくださり、地元賀露の漁師さんが6人集まってくださった。
現場に行ってみると、竿から餌から、釣った魚を冷やす用の氷から何から何まで用意してくださって迎えてくれた。
夢のような釣り教室が始まった。
1人1本竿を持ち、ホンモノの漁師さんが教えてくれる。
最初はみんな手取り足取り、色々コツなんかを聞きながら・・・
慣れてきたら1人で釣り出す子どもたち
前回のボーズの苦い思い出を一気に払しょくするかのような釣果
釣れる 釣れる
どんどん釣れます。
最初は釣った魚を針を外してもらっていた子どもたちも徐々に自分たちで外すようになっていきました。
最年少Miちゃんも大物カンパチをゲット!
何故かMiちゃんは大物ヒット率が高く、「帰ってお母ちゃんに見せるんだ」と得意気でした。
喜々として釣り続けるNrちゃんの姿が印象的でした。
最初は針を取ってもらっていたNrちゃんも途中からタオルを使って針を抜くように。
釣る度に1匹釣った。2匹。3匹・・・・結局午前中だけで41匹釣ったようです!ビバ!
Smくんも求道者のように黙々と淡々と餌を詰めて釣って、釣って餌を詰めてを繰り返していました。
ほとんど口もきかずに2時間ほど
その集中力に驚きました。
途中雨が降る場面もありましたが、不平不満を言う子は一人もいなく、もっと釣りたい、もっと釣りたいの気持ちの方が勝り、みんなが集中して釣りに向かう姿に居合わせた大人全員がビックリしていました。
ここに、主体的に取り組むことと、受け身的に取り組むことの違いがあるんだろうなと感じました。
Mkちゃんは釣ったり、バケツの水を取り替えたり、魚をトロ箱に移したりとマメに動き回っていました。
石鯛・カンパチ・アジ・ふぐ・コノシロ・ボラなどが釣れました。
色々な種類の魚が泳いでいるんだなぁって思いましたし、漁師さんたちの「釣れるタイミングと釣れないタイミングがある。」
「今はサワラがアジを追いかけまわしていてちょっと釣れない時間帯だ。」
といった言葉に近くにいた子どもたちは「へぇ」といった感じで耳を傾けていました。
押しつけがましく何かを教えるのではない、自然な会話の中から自分に必要な情報なんかが自然と腑に落ちていく感じ。
とてもナチュラルで無理が無く気持ちの良い時間。
Hmくんも大満足。
カッパを着ながら、ずっとずっと集中して釣っていました。
相当楽しかったみたいで、「今度お母さんに釣竿を買ってもらうようにお願いしてみる。」とのことでした。
僕も釣竿が欲しくなりました。
場所を変えたらもっと釣れるんじゃないか・・・と色々場所を変えたりして釣りを楽しむボーイズ。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、お昼の時間。
みんなで講師の皆様にお礼を言ってお別れしました。
ほんとにほんとに至れり尽くせりで、感謝感謝です。
本日の講師の漁師のおじさんたちは「賀露おやじの会」の会員さんも多いらしく、智頭にも良く来られるそうです。
賀露と智頭は千代川で繋がっている。智頭の森を守ることが賀露の海を守ることにも繋がる。と智頭でもよく活動をされています。
こうして、子どもたちが社会の多様な大人に自然と触れる機会を設けさせてもらうことが出来て本当にありがたいです。
そこから学ぶことはとてもとても多いことだろうと思っています。
今日していただいたおもてなし、素敵な時間は子どもたちも感じることが大きかったみたいで、今日の帰りの会ではお世話になった講師のみなさんにお手紙を書こうということに決まりました。
明日はみんなでお手紙を書きます。
お弁当を賀露で食べて新田に帰りました。
最初から「釣りはしない。」と宣言していたSrちゃんはまっちゃんとグルグル近くの施設を回りながら社会科見学をしたみたいです。
賀露は面白いところです。
新田に帰るとHtくんを中心に子どもたちがバババーと魚を明日の給食用に下処理してくれました。
全部で300匹くらいいたんじゃないでしょうか。
40分くらいで処理完了!
脱帽!
手際よい!
明日の給食が楽しみです★