毎日毎日良い天気が続きますね。
昨日は午後、宝塚から画家の安岡さん(81)が来てくれました。
数か月前にも一度サドベリーに来てくれています。
最初の出会いは
「自分に何が出来るか分からないが、出来ることがあればなんでもしたい。」
というような情熱的なメールでした。
実はこのような問い合わせは他にもいくつかいただいたりもしますが、子どもが「したい」と心が動いたときにするのがサドベリーの教育方法であって、色々な大人がそれぞれの都合で自分の教えたいこと、伝えたいことを子どもたちに座らせて詰め込んでいくということをしないときに、どのようにこのような「問い合わせ」と向き合ったらいいのかなと頭を悩ませることもあります。
ただ、安岡さんはこのようなことも十分に理解してくださり、前回僕とも1晩かけてお話してくれたりと、自ら積極的に行動してくれていました。
今回は午後に奥さんと、お友達と3人で、安岡さんの油彩画の作品6点とスケッチブックをお土産にふらっと那岐小学校に寄ってくれました。
教室に来る子どもたちに僕が安岡さんを紹介。
安岡さんのこと、安岡さんの想いのこと、油彩画のお土産のこと。
スケッチブックは絵を描きたかったらこれに描いてもらって、また安岡さんが来た時に見てもらうことも出来るというような事を伝えて。
「想像で描くのではなくて、しっかりそのものを見て描くことが大事な事」
お花は横を向いているのはひまわりくらいだ。
ほとんどの花は上を向いている。
みたいな話もしてくれました。
噂を聞きつけて続々と子どもたちが教室へ。
その都度、絵の先生を子どもたちに紹介。
スケッチブックをもらった子どもたちはさっそく外で写生をしていました。
僕含めて、大人が子どもに伝えたいこと、教えたいこと、子どもにこうあって欲しいという想いはあります。
それとは別に子どもの「やってみたい」という好奇心や向上心があります。
そのマッチングっていうのはどうしていったもんかなぁと思ったりもします。
でも、今回の様にそっと「おとな」が現れて道具や想いをそこに配置することによって、外で写生を始める光景が見れたりする。
そこには押し付けられて写生している子どもの姿はなく、「絵が描きたい」と絵を描く子どもの姿があったように思う。
刺激の与え方。刺激の受け方。
今日はちょっと良いヒントをもらった日になりました。
そういう「刺激」っていうことを1つテーマとして見てみたら、
この日あった地区の保育園児対象の芋ほりに参加したMkちゃんとMmちゃんも何かしらの刺激を受けているだろうし、与えているだろう。
毎週土曜日に京都から来てくれるバネさんも大きな刺激になっているだろう
たまに入る保護者スタッフも良い刺激になっているだろう
色々な人がいて、色々な想いがあって、色々な生き方があって
みんな違ってみんな良い
それが社会なんだろうと思う。
もちろん多様な人が気持ちよく過ごすためには秩序も必要。
そんな多様性と秩序をこうして小さいころから感じ大きく育っていってほしい。
そんな環境を創っていければと思っている。
久しぶりに参加のAoちゃん。
最初はずっとお母さんと一緒だったけれど、お弁当を食べて散歩に誘ってみたら一緒に散歩に来た。
もう1人のAoちゃんと。
(意外と?)畑好きなOAちゃんとサツマイモのあとに色々植えていくことを計画中。(使いたかったら使ってもいいでぇ。と言われて。)
2人で残ったマルチの掃除をして、次回は畝を立て直したり、看板を作ったりしようと話をしていました。
「夏になったらこの川で遊ぼうなぁ」と話していたり。
ドラゴンボール熱でのぼせているHmくんは「お!かりん塔だ!」と柱に登っていたり
お茶目なSkくんは一生懸命友達の笑いを誘っていたり。
そんなこんなで昨日も平和で幸せな時間でした。
もっぷがけも手慣れてきました。