みなさん こんにちは
長らく更新出来ずにおりました。
徳島の自由な学校TOECに4日間研修に行っていたり、帰って来ての業務に追われているあいだにあれよあれよという感じで時間が過ぎていました。
TOECのことや、そこで感じたことなども出来たら「コラム」で共有出来たらなと思いますがまだもうちょっと時間がかかるかもしれません。
とても深く、良い学びの時間でした。
さて、11月7日(土)は森の感謝祭があり、新田サドベリーも参加させてもらいました。
去年度は「土曜日クラス」「日曜日クラス」合同で出店しましたが、
今年度は「毎日クラス」「土曜日クラス」それぞれで出店しました。
朝早めに集合して、看板作りなどに励んでいました。
お母さんたちの力も大いに借りました。
ありがたかったぁ~★
トントントントン
去年の会場とは異なり、調理場は別スペース
テントから離れたところで調理し、テントに運ぶというスタイル。
作る人、運ぶ人、売る人 などなど
役割分担をしながら励んでいました。
なかなか裏方感がありましたが、Kzくん中心に一生懸命作って売っていました。
スーパーボールも去年に引き続き2回目。
手際よくAoちゃん、Tnちゃん中心に子どもたちだけで上手にやっていました。
去年に引き続き大人気でお昼過ぎには300個あったスーパーボールはなくなっていました。
このスーパーボールが子どもたちを引きつけるものってなんでしょう。
自分の店番の合間をぬったり、店番そっちのけで子どもたちは色々なところに顔を出しているようでした。
男の子たちに大人気だったのは射的。
まるたんぼうのお父さんが子どもにキャッチーな空間を作り出していました。
ステージの方ではお母さんやお父さんが素敵なショーを用意していたり
「毎日クラス」の方はこだわりのお菓子やさんと称して、クッキー・ポテトチップス・干し芋・サーターアンダギーを作って提供。
原材料から調理法まで確かにこだわってやっていました。
最初は照れながらしていた売り子もちょっと慣れると大きな声で客寄せをしていました。
校庭の反対側まで聞こえるくらい大きな声で。
僕はその声を聞いて あぁ素敵だなぁって思いましたょ。
でも途中調子に乗りすぎたのか
「となりのポテトチップスより断然美味しいですよぉ。」と身内を蹴落とすような声掛けでクッキーを売っていたり、
「となりの高いクッキーよりも断然お買い得ですよ!」とポテトチップスを売っていたり。
ま、仲の良い証拠でしょうか。
微笑ましかったです。
こちらのお菓子もおかげさまで盛況でお昼過ぎた頃にはほぼ完売となりました。
大きな声で売り子したり、商品を持って校庭を売り歩いたり、ホントに感心します。
さて、テントでの出店以外でも、ステージ発表を計画している子もいました。
AkくんとKhくんです。
朝から「リハーサルはどこでしたらいいかな?」と僕にAkくんが聞いてきたり、楽譜を開いてイメージトレーニングしているAkくんの姿は見受けられて僕も楽しみにしていたのですが、お昼そろそろ出番かなと思ったときに、AkくんがKhくんに話があると神妙な面持ちで近寄っていく場面が。
ちょっと離れたところで様子を伺っていると、「あまり練習も出来なかったし、失敗すると思うんだよね。」とAkくんが不安の胸中をKhくんに吐露していました。
目には涙を浮かべながら。
その言葉を言葉なく受け止めるKhくん。
周りには心配したSzくんがいたり、言葉が出てこないKhくんに代わってSzくんが「でも、せっかくの機会だからやったらいいじゃん。」「失敗しても大丈夫だよ。」なんて声をかけていました。
でも、いったん湧き上がってしまった「不安」という感情をうまく抑えることが出来ないAkくんは結局、ステージは来年にお預けにするということになりました。
ホントはAkくんとコラボする予定にしていたKhくんですが、1人でも演奏するということで、オカリナをステージで披露しました。
そして会場に響くKhくんのオカリナの音色は会場を幸せな空気で包みました。
僕はこの瞬間にこの日一番の幸せを感じていました。
1人でも立派に演奏しきったKhくん
このマイクとスピーカーの距離はあれども、お互い一緒にいるよというものを感じながらの時間だったと思っています。
そして、きっと朝から不安な気持ちを抱えながら過ごしたAkくんと、その気持ちを正直にKhくんに伝えることが出来たAkくん。
表向きはKhくん1人の演奏だったけれど、その周りにはSzくんやAkくんの想いが包まれているように感じました。
僕個人としては、朝からもっとAkくんの不安な気持ちに気付き寄り添ってあげれたら良かったかなという想いが半分と、でもこの不安な気持ちを抱える経験が出来たAkくんはきっと次につながる何かを得たような気もする気持ちが半分と
でした。
その辺の「共感」から育まれる「満たされ感」と
「任せる・見守る」から育まれる子どもの「自主性・主体性」
とのバランスが今後の僕が子どもと関わるうえでの課題だとTOECの研修を受けて感じたことでもあります。
数々の名勝負が生まれました。
天気にも恵まれとても良い一日でした。
僕も感謝祭が終わってちょっとホッとしています。
何にせよ、頭も心もなんだか色々ざわついている今日この頃なんです。
クールダウンしなくては。