夏休みが明けての日々

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9月が入って1週間が過ぎました。

8月末から各メディアで「9月1日問題」や「不登校」の話題が色々取沙汰されていましたが、元気にイキイキと子どもたちが登校してきてくれて良かったです。

「夏休み長すぎ~」

「早くサドベリー始まって欲しかった」

などの声が次々に聞こえてきました。

夏休みに自分で買った(親に買ってもらった、おばあちゃんに買ってもらった)アイテムを持ち寄り、塗り絵をする姿、おしゃれしてくる姿、新しいゲームに打ち込む姿、なども見受けられます。(子どもは夏に1回り成長しますね。)

夏休み中に、サドベリーが始まったらやりたいと貯めていたエネルギーが大量放出していて、スタッフととことんカードゲームなどで遊んだり、友達とパン屋さんでパンを買って、川辺でピクニックして過ごしたり、1学期までは関係が薄かった2人が、一緒に手を取り合って遊ぶ姿が見えたり。おしゃべり おしゃべり おしゃべり

週に2回ある「しんさ会(新田サドベリー会議)」でも、みんなと話たいことが目白押しで、昨日は過去最多の12議題を約2時間かけてみんなで(興味ない人は途中抜けたりしながら)話し合いました。

「お誕生日会がしたい。その時のデザートのお金として2000円、活動費から出してほしい。」

「お誕生日会のあとはお泊り会をして、映画上映会をしたい。」

「パソコンが壊れてしまったので、新しいパソコンを購入したい。」

「智頭の議会で新田サドベリーのことが話し合われるので、それを傍聴しにいってみたい。」

・・・・

などなど、子どもたちからたくさんの想いが声として上がってきて、みんなでそれぞれの声に耳を傾けていました。

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写真は、1年の半分が過ぎて、お金の収支についてみんなで確認、相談しているところです。

当初立てた予算が、今どのようになっているか、支出のところは定期的にみんなで確認していたのですが、収入の所を確認してみると、当初見込んでいた収入よりも少ない!ということになって、みんなで「どうしよう?」と色々なアイディアを出し合っていました。

お金の話を通じて、大人も子どもも真剣に話す中で、色々な気づきや学びがあったように感じました。

何か1つ問題があって、それを頭をフル回転しながら解決していく。

解決手段は複数あって、「これも出来る。」「あれもやってみよう。」「これはどうかな?ちょっと難しいかな・・・」

なんて。

興味ある子はすごく積極的に議論に加わり(興味ない子は退室し)、電卓をはじきながら、話をしました。

スタッフの給料もそれぞれオープンにしながら、お金の価値について色々感じたのではないでしょうか。

「買いたいと目星をつけていたパソコンの値段」

「月々自分たちの親(保護者さん)が支払っているお金で自分たちのスクールを運営しているという実感」

ピンチはチャンスと思って、色々知恵を出したり、汗をかきながら解決していくことはその後の大きな糧となると思える日々です。

みんなで何かを共有したり、共感し合うことはとても気持ちの良いこと、だと思いました。

(文:長谷洋介)