9月の最後の土曜日、那岐山へ登ってきました。
雨続きの天候でしたが、この日は良い天気。
大人も大勢参加で、みんなでワイワイと那岐山に登れました。
キノコ大好きなHdさん。カメラと三脚片手にキノコを撮影しながらも先頭集団をリードしてくれました。ザ・山男。
「1年に1回は登りたい」といったような雰囲気さえ感じます。
大人気の湧水スポット。
登山とか初めてというYuくんとかもいて、ちょっと心配もしていましたが、その心配もよそに、サクサクと先頭集団についていくYuくん。
「子どもは身軽だなぁ。」は大人が口々にしていたセリフでした。
みんなで頂上を目指せたら良かったのですが、AoちゃんとYoちゃんは1000m地点の大神岩で満足。
「今日の私たちの頂上はここ」とこの大神岩で持参したお弁当やおやつをいただきました。
僕も何度か一緒に頂上を目指さないかと水を向けてみましたが、「いや、いいの、ここで。」という2人に、僕も「ま、2人が満足ならそれで良いか。」と3人でお弁当を食べました。
無理しない、自分は自分。
2人はとてもいい顔していましたよ。
十分見晴らしの良い、この地点から下界へ向かって大声で叫ぶ遊びをしました。
・今大声で言いたいこと
・好きな人の名前
など
普段大きな声をすることが無い分、とても気持ちの良い時間でした。
登りはゆっくりだった2人も、帰りの下りはサクサク。
「洋ちゃん早く~」と急かされながら僕もおりました。
彼女たちなりに杖を拾っては下り道を歩く。
山ガール。
早く下に着いた分、近くの滝に足を伸ばし、そこでゆったりとした時間を過ごせました。
自然の中に身を置く体験、時間というのは人工物に囲まれて過ごすことの多い現代においてとても貴重な時間のように感じました。
自然はどっしりとしているんだよなぁ。
包み込まれるような安心感。
子どもたちはどのように感じたのかなぁ。
ゆっくり歩いていると、Aoちゃんが蛾を食べているカマキリを発見。
しばらく3人で観察していました。
(Aoちゃん撮影の一枚。僕が撮った数枚よりもAoちゃんの撮った一枚の方が素晴らしい。)
他のメンバーも頂上でカップラーメンをして食べたり、無事に頂上に到着し、気持ちの良い時間を過ごし、下山することが出来ました。
子どもたちは元気なもので、下山して到着した町民グラウンドでも走り回って遊んでいました。
今度は他の山も登ってみたい。
普段からそんな時間の過ごし方が出来たら良いなぁ。
先週は新田で過ごしました。
智頭小学校で胃腸炎が流行っているみたいで、土曜日クラスもこじんまりと過ごしました。
「子どもたちの場所」というところを意識して、「あーだ、こーだ。」大人がそんなに口うるさくせずに過ごしました。
今までも、そんなに口うるさくしているつもりはありませんでしたが、意識してみると、「あー、結構言っていたな。」と思い知らされました。
知らず知らずのうちに、だから子どもたちは「ねぇ洋ちゃん○○しても良い?」と聞いてくるし「○○くんがこんなことしてた。」と報告に来る。
もっと自分たちの場ということが腹にすわっていたら、自分たちで判断していくだろうし、改善もしていくことだろう。
こらからはよりそんな雰囲気をみんなで作っていけたら良いなと思っている。
課題は掃除。
「誰かがしてくれるだろう。」という意識が強いと、なかなか自分事で掃除をしていけない。
「新田の施設を借りている。」
「毎日クラスの子たちも使っている。」
ということを意識しながら施設を使えるようになったら大したものだと思うし、それが出来ないようだと、なかなか難しいと思う。
どれだけそれぞれが「この場所」を大事に想ってくれているか。
大事に想ってくれているようなら良くなっていくだろうし、そうでなければなくなってしまうかもしれない。
週に1回のこの場だけれど、みんな一緒に大事に育んでいきたい。