薪の補充

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僕たちが活動している「とんぼの見える家」という施設は寒い。

きっと夏用に建てた建物だから冬はとにかく冷え込む。

1年目から薪ストーブを導入して今年で3シーズン目だ。

この時期はガンガン薪を放り込んでストーブを焚いている。

なるべく簡単に薪をくべれるように冬間は玄関にある程度外に積んである薪を移動させて保管している。

玄関に積んである薪も2週間程で補充しないといけないのだが、今日はTちゃんが率先して「玄関の薪がなくなってきたから補充しようか。」と発信してくれた。

僕もそろそろだなぁと思っていた頃なので、「良いね 良いね。2人だったら大変だから誰か手伝ってくれると嬉しいね。」

なんて言いながら2人で補充スタート。

やり始めたらすぐにKくんが「じゃあ俺が窓から玄関まで運ぶよ。」と率先して手伝ってくれる。

Kくんが「おーい。みんなのことなんだからみんなで順番でやろうや。みんなでやったら早く終わるし。」なんて声をかけたらみんなが協力的に作業に加わった。

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運ぶ人、積む人、係を分担しながら玄関に薪が積まれた。

必要な事を必要な時に、みんなで協力して出来たのがとても気持ちの良い時間だった。

体験に来る人がたまに、「子どもたちはもっと薪割したりしているイメージでした。」とその人が抱くイメージを伝えてくれたりするが、何もいつもいつも野山をかけまわって遊んだり、山に入って木を切ったりとか、田畑で汗を流したりしているわけではない。

薪は基本的には僕や保護者さんが山から取ってきて玉切りして割ってとして用意している。たまに子どもたちがストレス発散に(?)外に置いてある丸太を斧で割ったりするが、それも年齢の比較的大きな男の子たちがメインだ。

出来る事を出来る人が出来る分だけ。

やりたい事をやりたい人がやりたい分だけ。

出来ないことや、これはみんなでした方が良いんじゃないかと思うようなことは周りの人に声をかける。

自然とチームワーク良く、気持ち良く。

今日も気持ちよくきれいに掃除が出来ました。

安心感と温かさの中で毎日を。

大きなファミリーのようなそんな関係であれたら良いなとそう思います。