あちこちでたくさん☆

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こんにちは

最近、朝来て「あっ!」という間に3時になってしまうような、そんな濃密な日々を過ごしています。

もちろん僕と同じような感覚の子どももいれば、退屈で時間が長く感じている子もいるでしょうが、でも見渡してみるとそれぞれが活気良く時間を過ごしているように感じています。

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人数も増えて、裏の敷地に小屋を建てよう!ということになり「建築プロジェクト」なるものが発足しています。

これもお米作りプロジェクトと同様、「がっつりやりたい」「気が向いたときに関わりたい」「全く関わりたくない」とそれぞれの子どもたちのやる気に合わせて関わり方が変わってきます。

ちょうど、新田集落のNPOが借りている拠点のデッキを新調してくださるということで、先日その材料の木材が届きました。「建築プロジェクト」チームを中心にウッドデッキの張替え(そして張り替えた後の材料は裏の敷地にて新たなウッドデッキの設置)をしています。

IMG_0744防腐剤を塗るチーム

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古い材料をどんどん剥がしていくチーム。

15年ほどの時は材料を腐らせるのには十分な月日だったようで、土台から虫が出てきたり、柱の下は雨水が溜まって腐っていたり。

材料を剥がしながら色々な発見がありました。

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板を外して、下の一番外側の土台を新調して、そして防腐剤を塗った新しい材料を張っていく。

最年少男子チームが一生懸命インパクトを使ってビスをもみ込んでいってくれています。

僕がしているのを見ると簡単そうでも、いざ自分でしてみようとすると「あれ?あれ?」となかなかビスを打ち込めません。

インパクトをビスに対して1直線に構えること、打ち込んでいく方向に力を加えながらすること

など2点ポイントを伝え、一緒にやってみるとみるみる上手にインパクトを使えるようになりました。

今現在作業は途中ですが、材料の長さだけ切って置いておけば6歳の2人でも板を張っていけると思います。

僕も19歳の時に初めてインパクトを使って牧場の改修作業を手伝ったときのことを思い出します。今でもあの時の体験を鮮明に思い出せることを思うと、この6歳の男の子たちが大きくなったときに「あぁ あのとき」と回想してくれる日が来るのでしょうか。来て欲しいな。来るはず。

女子チームはこの男の子2人が新しく張ったデッキの上にマットを敷いてピクニック。

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最後仕上げでこの先端は切ったり、階段を設置したりという作業が残っていますが、自分で作ったデッキは気持ち良いね。

この木の感覚っていうのがこんな身近にあるのも智頭ならではだと思います。

さすが林業の町智頭。

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Iちゃんが再び家からトランポリンを持ってきてくれました。

ちょっとしたときにみんなの止まり木的なそんなほっとする場所になっています。

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脚立を立ててそこからトランポリンにジャンプしたり、近くのロッカーに上ってそこからトランポリンに向かってジャンプしたり、心の中で「気を付けてよ~」と思いながら、楽しそうにジャンプする姿を見守っています。

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木曜日の午前中はスポーツ部の活動を地元の小学校の体育館や校庭を借りて行っています。

1週間に1度のこの時間がホントに良いアクセントになっていて、僕含め多くの子どもたちの大好きな時間です。

先週はとても良い天気。

外の鉄棒で遊んだり、校庭に出て遊ぶ姿もたくさんありました。

日々室内でゲームする時間の多い男子も、外で体育館で思い切り体を動かして発散します。

人数も増えて、同じ年齢くらいの子も出来て、関係が複線化してきて、それがとても良い効果を生んでいます。

こちらの人間関係、あちらとの人間関係。色々な関係性の中に自分があれたら色々その時の状況や気分によって選択出来るのが良いです。(もちろん1人で読書したり作業しても良いですし。)

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年齢に関係なく、性別に関係なく楽しそうにしている姿を目の当たりにするとホントに豊かなものを感じます。

人数ってホントに大事ですね。

新田サドベリースクールという環境を選択してくれた子ども・保護者さんたちのおかげで日々素敵な時間を過ごせています。

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先週は自分たちで手作りしたお菓子と自分たちで書いたメッセージカードを可愛い袋に入れて、新田集落の全戸に挨拶しながら配りました。

Iちゃんが大張り切りでグループ(6人)を取り仕切って、「最初はあの家から行くよ。」「次はあの家」「私たちがこの家に挨拶に行っている間に、あなたたちはそこの家お願い。」など。

僕はそばをついて行くだけ。

3年前からしているこの挨拶回り。

1年目はお金を使ってモノを購入して、メッセージも僕が書いてやっていたなぁと思い出すと、2年目、3年目とすごく子どもたちの関わりが増えて素敵なものになったなぁと感じています。

今回は僕はこの件に関してはほとんどノータッチ。

こういった1つ1つが歴史となって積み重なっていくんだなぁと感じました。

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スタッフがその大半を担っていたスクールの運営(事務作業)にも徐々に子どもたちが関わってくれるようになっています。

去年度は僕とさとちゃんの2人だった会計委員会に今年度はKくんTちゃん、なおみさん(火曜日スタッフ)も加わってくれてとても助かっています。

昨日、去年度の決算が済んだのですが、1円と違わずお金が合ったときはみんなでハイタッチ。感動的でした。

この決算作業を経て、「今年度はこうしたらいいね。」などメンバー間で活発に意見が出るなどして本当に頼もしい限りです。

最近はしんさ会の議長もTちゃんが担ってくれることが増えてきました。

ちょっとずつちょっとずつ、みんなでスクールを育んでいきます

最近こんな表現が自分でも増えてきたなと感じていますが、ホントにこのサドベリースクールというスクールは、体で例えるとメンバー全員が細胞の1つ1つでそれらの細胞が集まって1つの組織体となるというようなそんなイメージです。

みんながそれぞれの活動を通してスクールを作っていく。意味のない細胞は1つもなく、それぞれがそれぞれの機能を持ちつつ存在しあう。

AがBに対して指示命令してBはそれに従うだけという構造ではなく、AもBもCもそれぞれの立場で存在しながらどうしたらそれぞれにとって有益な形になるか、しいてはAもBもCも所属する新田サドベリースクールというものがどのようにしたら良いものとなるかを全体で話し合い決定していく。

とてもダイナミックで興味深い組織形態だと感じています。