2本のロープ

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土曜日

蚕ワールド

蚕女子のさーちゃんが今週も子どもたちと共に蚕ワールドを展開してくれた。

先週は幼虫だった蚕は繭を作った。

その繭をカッターで切って中から蛹を取り出してみたり、鍋でグツグツして糸を取り出してみたりとしてくれた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA朝の会が終わって「(糸紡ぎ)10時30分からしますよー!」との声掛け。

時間までにせっせと準備するさーちゃん。

始まると数人の子が興味を示し、そして糸が出てきたころになると多くの子が周りを囲んだ。

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自作の糸巻き機を使い上手に紡いでいく。

5個の繭から糸を1本ずつ取りながら、それらを紡いでいく。

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順番 順番とそれぞれが自然と列をなして、糸巻き機を回したり、5本の糸をよったりと糸紡ぎを経験

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集中してクルクル回していきます。

さーちゃんが1人でやったときは繭全部を糸にするのに3時間かかったそう。

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みんなで協力してやったら1時間ちょっとで全部の繭を糸にして、蛹が中から出てきましたよ。

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漢字の「糸」「糸へん」はこの繭の糸紡ぎの形から成り立っているのだそうです。

糸紡ぎをしながらさーちゃん先生が色々な事を教えてくれました。

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繭を鍋に投入した時に中の蛹がクネクネと動くのを子どもたち数人と観察しました。

さーちゃん先生が「中の蛹が熱い熱いって言っているのかな。」と言っていました。

そうしてちょっとずつ動かなくなっていく繭を子どもたちと観ることも出来ました。

繭から糸を取り出して、中から出てきた蛹。

長野県などではまだ蚕の佃煮といってスーパーで売られているそうです。(インターネット調べ)

鍋の中に残った5匹の蛹をちょっと醤油で味付けして食べてみました。

「蚕の蛹食べたい人ー?」と声をかけたら意外にも多くの子ども(10人くらい)が集まってきました。

「洋ちゃんが食べたら私も食べる!」という子がいたので、まず僕が半分パクリ。その半分をちゃっしーがパクリ。

もぐもぐもぐ

「インターネットでは決して美味しくは無い。みたいなことが書いてあったけれど、美味しくなくはない。」(洋)や「おいもの味がするー!」(ち)などの反応を見て1人、また1人と味見する子どもたち。

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5匹の蛹を、7人で仲良く食べました。

Yちゃんの「ソラマメの味がするー!」というのが、「そうそう!」と食べた人全員の賛同を得ることが出来ました。

思ったよりも美味しい。

そして一緒に蛹を食べた人たちの中で連帯感みたいなものも感じることが出来ましたょ。

僕自身人生初体験が出来て嬉しかったです。

糸を取った後の蛹の事も一緒に考えることが出来て良かったです。

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最近は七輪を使った遊びが流行っていますね。

毎回七輪に火を入れて焼き焼きしています。

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まだ青い柿を拾ってきてしっかり焼いて食べると美味しく食べれるそうです。

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まさちゃんが「アルミ缶を溶かしてアクセサリーやベーゴマ作りしてみたい。」と言うと、興味を持った男の子たち数人がそれに加わったり。

(結果はドロドロになるまでアルミ缶を溶かして型に入れるまでは出来ませんでした。ドロドロになってもそこから出すとすぐに固まってしまう。今後の課題。)

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ソファ解体で出てきたバネで遊んでみたり、

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みんなで声掛け合って「氷オニ」が始まってみたり。

2階でじっくりまったりと「人生ゲーム」をしていたり、この日も盛りだくさんで楽しい1日でした。

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午後からは雨も上がったので、ちゃっしーと一緒にモンキーブリッジ(2本のロープを写真のように木に結び付ける)を作りました。

すると子どもたちが楽しそうに遊んでいましたよ。

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プレーパークとかの本を開いてみると出てくるロープ遊び。

2本のロープを張るだけでこんなに楽しめるんだ、と感心・感動するくらいの食いつきでした。

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遊びの工夫や仕掛け、遊び方、先人たちの知恵やアイディアをこれからも参考にしていこうと思えました。

何が楽しいと感じるかは、ホントに人それぞれ。性別の事もあるかもしれないし、年齢の事もあるでしょう。

ただ、主体的にそれに取り組んでいるかどうかっていうのは、やっぱり楽しみの大きな部分を占めているのだと思います。