それぞれが何をしていようが、それを認められて、ホッと安心して過ごせる時間と場所。
自分も認めてもらう事が、相手を認めることに繋がり、それがお互いを認め合うことに繋がる。
お互いの時間や活動に無闇に干渉しない。
自由の相互承認。
誰かが「○○しよー!」と声をかけてそれに反応する子もいれば、しない子もいる。
その子の心がその時どのように反応するか。
退屈と感じることもあるでしょう。
何をしたら良いか分からず迷子になることもあるかもしれない。
楽しそうに画面に向き合っている子の近くに自分の身を寄せる時間もあるかもしれない。
そんな時間も含めて、自分がどのように振る舞うかは委ねられている。
ここにいる子たちは自分を主体にして多くの時間を過ごす。
アメリカのサドベリーで僕が感じた空気感がここにも漂っている。
久しぶりに智頭に帰ってきて6日間(土曜日含めて8日間)新田サドベリーを体験してくれた。
体験する前に「木の剣を作ろうかな。」と考えていたようだったが、その剣の製作に取り組み始めたのは体験の終盤になってから。
剣を作ろうと思っていたけれど、他の子がどんな風に過ごしているのか観察する時間もあったでしょう。手持ち無沙汰な時間を「あ、そうだ剣を作ろう。」と剣作りに向き合ったのかもしれません。
一緒に裏の小屋作りをしたこともあったし、
新しく友達を作って、新しい人間関係の中に身を置いたこともありました。
ここで過ごした時間の全てを誰に言われるでもなく、Tくんがどのように過ごそうか自分で考え判断して行動していました。
最終日にTくんに「今日が最後の日だね。どうだったサドベリー?」って聞くと「うん。楽しかった。」と返ってきました。
戸惑いだったり、手持ち無沙汰な時間だったりもあっただろうけれど、それでもみんなに好かれすぐに場に溶け込んでいったTくん。
与えられる課題だったり、指示・命令なんかがある日常を過ごしているとここの場は特殊な時間が流れているかもしれませんが、そんな空気感を体験してもらえたんじゃないでしょうか。
またいつでも遊びに来てね。
「喫茶チーム」が盛り上がっています。
来週新田の「新田浄瑠璃の館」を借りて喫茶店をすることになったそうです。
色々準備や打ち合わせをそれぞれ時間を見つけては取り組んでいます。
何かの事を一緒に取り組むというのは難しいこともあるだろうけれど、やっぱり楽しい部分も大きいんじゃないかな。
ちょっと外野な僕としては当日の喫茶をとても楽しみにしています。
先日、喫茶の案内を新田・白坪の集落に1軒1軒回ってしてきたそうです。
日中在宅だったおじいさん・おばあさんに手渡ししてお話も出来たと言って晴れやかな表情で帰ってきました。
是非お越しくださいませ!