自分のお気に入りの場所

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木曜日に首相による表明があり、その晩NPOとしての方針を考え各家庭あてに文書を出しました。

翌、金曜日には「首相の表明」「NPOの方針」を参考にしながらスクールで月曜日以降の在り方について臨時の新サ会(スクールミーティング)の場を持ちました。

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2名の生徒を除く、全生徒が集結。

「首相の表明」と「NPOの方針」を全体で共有した後に

①.スクールの開校・休校の判断について

②.在籍生徒・スタッフの登校の判断について

③.スクールでの対策について

④.家庭での取組みについて

以上4点について順に話し合いました。

①については全会一致で「開校したい。」ということでした。

「両親の仕事の関係で急に休校になっても困る。」「休校になってしまったら暇になる。」「出来れば来週からも来たい。」「スクールに休校になって欲しくない。休みになったらつまらない。」

など生徒たち1人1人の強い想いを感じました。

ただ、開校するにあたって

③「月曜日からマスクをしてこよう!」「1日最低3回(登校後・昼食前・掃除後)手洗いしよう。」「手洗い・うがいの紙を作って目立つところに貼っておこう」などの対策の意見が生徒たちから出てきました。(今日月曜日は家にマスクが無かったという生徒1名を除き全員がマスクで登校。声かけ合いながら手洗いする姿もありました。)

また、「状況は刻一刻と変化していくから、県内含め近隣地域に感染者が増加するような状況が起きたり、在籍生徒・スタッフそしてその家庭に感染者が出たら春休みまで休校にしよう。」ということも話し合って決めました。

②もコロナウィルスに感染した際の症状などを厚生労働省のページを参考に共有し、「風邪の症状があったり、発熱があったり、倦怠感を覚えたらば無理をせずに家で様子を見る。」ということを話し合って決めました。

④の家庭の取り組みについては「手洗い・うがいの励行」「人ごみに出来るだけ行かない」「不要不急の外出は控える」「規則正しい生活と十分な睡眠時間の確保」など色々な意見が出て、それらを聞きあったのちに、「家庭の事は家庭でよく話し合って決めたら良いか」と結論されました。

IMG_6096刻一刻と状況は変化していくかと思いますが、その時、その時で的確に状況を把握し、冷静に判断して行けたら良いなと思います。

何はともあれ、「この場所が好き」「この場所が大事」という生徒たちの強くそして熱い想いを感じて嬉しい気持ちになると同時に、その場所に対する当事者意識がある限り、みんなでこの場所をもっともっと良いものにしていける感覚を掴めました。

毎日自分が「行きたい」と思える場所にいける幸せはあるかなと思います。

改めて「幸せ」を感じました。

全国多くの小・中・高校生が今回思わぬ形で休校となりました。

どれくらいの子ども達が「休校なんて嫌だなぁ」と思っていて「休校になってラッキー」と思っているのかなとふと気になりました。

願わくば多くの子ども達が毎日登校するのが楽しみになるような、そんな教育であって欲しいなと願います。

文:スタッフ 長谷洋介