陽気が人を外に連れ出す

2020_06_01 (13)
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今年度から新たな試みとして予算の中に「スタッフ研修費」というものが出来ました。

スタッフが外に行って何かスキルアップしたり、学んでくる時に使うお金ですが、今まではそのような予算は組まれておらず、スタッフの手弁当で、パッションでもって研修を重ねていくというのが主でしたが、今年度からスクール予算になりました。

鳥取県にはフリースクール助成金というものがあります。

県内4施設がその対象となっており、1/2補助の上限300万円という助成内容です。

学校復帰を全面に押し出して活動している施設もあれば、子ども達の居場所的な雰囲気の強いところや、その折衷のような施設だったり、僕から見たら「フリースクール」と言ってもその施設その施設で色々なカラーがあるなと思っています。

僕たちも、今やっていることは変えずに公的に認めてもらうことが出来たら(県のフリースクール助成を受けれたら)、公的な機関との連携が益々スムーズになったり、社会への認知が広がったり、翻ってそれが新田サドベリースクールに通う児童生徒の最善の利益に繋がって行くのではないかと考え、その道を少し探っているところです。

この度、県内2施設の活動の様子の見学の受け入れをしてもらうことが出来(コロナの関係でスタッフだけ少人数だったらという事で)、見学に行くことにしました。

せっかくスクールに「スタッフ研修費」というものが創設されたので、その申請を昨日の定例新サ会にかけました。

あっさり「いーよー」と承認する子が大半でしたが、Kkくんは「この研修がスクール・生徒のメリットとなるようなことをもう少し明確化してほしい。」という意見があり、結果「研修内容(僕が2施設で見聞きしたこと)を分かりやすく写真付きでまとめて生徒の目の届くところに掲載する。」という風になりました。(それを見て、興味を持ち「私も(僕も)行ってみたい。見てみたい。交流出来るだろうか?」などの反応があるかもしれません。)

生徒にしてもスタッフにしてもスクールの大事なお金を使うときには、みんなが納得するような形で使われることが望まれています。

「みんなに納得してもらうのが大変。」と新サ会に提案することを敬遠する風潮が少しありますが、相手を納得させるプレゼン力というのも大事なことだと感じていて、その辺のバランス感覚(生徒が積極的に提案し、チャレンジしやすい環境も魅力的だと考えています。)も今後しっかりみんなでとれて行けたらなと思います。

今年度の初めにTjくんから「正メンバーは個人活動費(5000円に決定)を持てるようにしたい。」という提案があり、それが承認されましたが、それも新サ会で生徒一人ひとりが提案しやすくする工夫だと思います。

(過去の記事 「課題解決と自発性」より)

さて、昨日は「パン屋でパンを買って西村山で食べたい。」というグループがあり、連れ立ってピクニックへ行っていました。

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ロッジから歩いて10分くらいでしょうか、通称「西村山」、理事長のさえちゃんが所有する山があります。

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森のようちえんもよく使うフィールドで、蜘蛛の巣ネットやブランコなんかがあります。

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数年前には蜂獲り師のふくちゃんを講師に「黒スズメバチ追い」も経験させてもらいました。

(過去の記事「夏キャンプ3日目4日目」(2015年8月)より)

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「いろんなところにお弁当持って出かけたいね。」とIちゃん。

気持ちの良い場所をたくさん見つけて野外でランチだなんてとても素敵だと思います。

ちょっと散歩したら雄大な自然が待ち受けてくれていて、自然を感じながら食事って気持ち良いなって思います。

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行ったメンバーはみんな良い顔して「ただいまー」と帰ってきました。

その表情から満足感ある時間を過ごしてきたことを容易に想像できます。

今日はIちゃんYちゃんの発案で西村山へ冬の薪用に1本木を伐倒しに行く予定になっています。

自然は気持ち良いけれどリスクもあります。

気を付けながら豊かな時間を送りたいと思います。

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午前中は数人の生徒にも協力してもらいながらオンライン説明会の練習をしました。

やってみて気付くことや難しく感じる事もあります。

「まずやってみる」って大事なことだと思います。

スクール内でZOOMを使いながら色々お話も出来て楽しかったです。

詳細はまた後日お知らせ出来ると思います。

新田サドベリースクールに興味を持ってくださっている方は是非参加してみてください。

それでは今日もみなさんにとって良い1日になりますように。

文:スタッフ 長谷洋介