新田サドベリースクールでは「卒業」のタイミングも生徒が決めます。
前回の記事でも書きましたが、今年は3年通った生徒が私立中学校へ進学を機に新田サドベリースクールを卒業する決断をしました。
そして今年度開校日の最後の日に「卒業式」を計画し、昨日がその日でした。
卒業が決まってから色々な準備をしてきましたが、昨日は朝から会場設営や飾りつけなど「卒業式」の雰囲気をスクール全体が纏っていました。
最終打合せをしたり、寄せ書きを書いたり、全然関係ない事をしていたり、そわそわそわそわ
普段毎日過ごすスクールもちょっと部屋の感じが変わって、なんだかいつもと全然違う緊張感でした。
開校して丸4年。
在籍して卒業せずに離れていく生徒はこれまでもありましたが、「卒業」という形をとりたいと卒業していくのは彼が初めてでした。
みんなで経験した初めての「卒業」
「卒業」するってこういうことなんかなというのを、生徒もスタッフもみんなで経験しました。
卒業に向けて、卒業する生徒の為に費やす時間をみんなで経験し「私も卒業したいな。」とか「私も卒業するときこんな風にしてもらえたら嬉しいな。」とか色々と話し合い感じ合う時間がありました。
だんだんと在籍する生徒の人数も増えてきて、年齢も大きくなってくる中で、色々な選択肢、人生模様を生徒たちなりに感じるところもたくさんあるみたいです。
そういう事を思うとやはり、生徒の人数が増えて大勢で関わり合う、そんなスクールを目指していけたら良いなと個人的には強く感じています。
式は本人の希望で「あっさり」としたものとのことでしたが、「みんなからの一言」の場面で、彼の事を大好きだったKくんの「○○、今までありがとう!」というコメントを皮切りに生徒・スタッフから卒業生へ向けての言葉がありました。
みんなからの一言で涙腺のゆるむ人たちもたくさんいたようです。
卒業生からの一言をいただいたあとに、式は無事に終わりました。
式の後は、近所のバイキングレストランへみんなでランチタイム。
好きなものを好きなだけ
仲良しチームで団らんしながらジュースも飲みながら
スクールに戻ってからは在籍生徒が作成してくれた思い出のスライドショーを見たり、卒業生へのプレゼントがあったり、お祝いのケーキを食べたり
もりだくさん
ハレの日
この日は「スクールでお泊りもしたい!」ということで、そのままお泊りモードへ!
じっくり ゆっくりと卒業の余韻を感じながら、今年度最後のスクールをみんなで味わいました。
とてもとても良い時間でした。
また4月8日(月)から新学期が始まります。
今日からしばらく春休みです。