自分で色々出来るようになって、自身のスペックをあげていくことはもちろん大事な事だと思いますが、自分には出来ないこと(自分じゃなくて他者がした方が良い時なども)を他者と協働する力というのもそれに劣らないくらい大事な事だと思います。
まだ字が十分に書けない、文章を書くのが苦手、絵はこの人に書いてもらいたい、この人の人柄があればチームがまとまりやすい、この人がいるだけで集団がなんだか明るくなる・・・などなど
「一緒にチラシを作って掲示板に貼りたいけれど、絵は私が書くけれど、文章は○○くんにお願いしたい。」
「ゴミ袋2つを1つにするの誰か手伝って!」
「竹を伐りに行くのに、新田の○○さんに伐っても良いか聞きにいこう!」
異年齢で、多様な人間模様の中で、自分のやりたいプロジェクト(課題)を遂行していく姿が昨日も多々見られました。
臆せずに協力をお願いしてみること、誰かの助けを借りることを厭わないこと、その中でも自分の能力も磨いていくこと。
複合的にどんどん身につけていけたらいいのではないでしょうか。
まなび合い・共同学習・アクティブラーニング・・・
学校現場でも色々な号令のもと、様々な実践が試みられているかと思いますが、新田サドベリースクールにも色々な気付きや学びが散りばめられています。
上手に竹を伐倒する子、伐倒した竹を運べる長さに切る事、切るときにはノコギリが竹に挟まれないように持ち上げながら切ると良い事・・・熟達した子が率先して実践し、まだ慣れない子はそれを観察したり、練習でやってみたり、教えていたり、教えてもらっていたり。
自然な教え合いの環境がそこにあり、自分が心地良いなという学びがそこにあります。
ピアノを生徒同士で教え合う姿があったり、一輪車を共に極めようと練習する姿があったり。
昨日の午後は久しぶりに大人数で広い範囲の氷オニが行われました。
それぞれ能力は違うけれど、それぞれ自身が持っている能力を最大化しながら、鬼と逃げる方とに分かれ、楽しむ。
ちょうど良いルール設定やチーム設定をすることによってそれが可能になります。
ギリギリの戦いになるとホントに面白く盛り上がります。
勝って良し、負けて良し
負けてもそこに相手をたたえる清々しさがあったりします。(時にめっちゃ悔しがるときもありますが。)
冬用の薪にどうぞと町の林業家さんから単コロをもらいに板井原までYちゃんと採りに行ったり、なかなか平和かつアクティブな1日でした。