いま

IMG_1795
LINEで送る

今 ここで 何をするか

「振り返った時に過去のあれとあれとあれの経験が生きて、そして今の私がある。」スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学の卒業式スピーチ「connecting the dots」は有名だが、自分の積み重ねていく経験が自分を作っていくのだとしたら、どこにその「dot」を刻んでいくかというのは大事なことかもしれない。

囲碁でいうとなるべく広く碁石を配置しながら大きく自陣を確保していく、大胆に空白地帯に一手を打っていくことで、局面は難しくなるかもしれないが、大きな自分を手に入れることが出来るかもしれないというワクワク感はある。安心・安全な一手を打っていっても見通しがきいて安心かもしれないけれど、小さな陣地を確保するにとどまる。

最近IちゃんとTnちゃんが「ひまだなー」と声をかけてくることがある。

昨日Tnちゃんが「ひまー」と声をかけてきたときに、「Tnちゃんは何をしているときが楽しい?なんでもTnちゃんがしたいことをしていいっていう環境があるのだからTnちゃんがしたいことをしたらいいんだよ。Tnちゃんは何がしたい?」と尋ねると「トランプがしたい。」とTnちゃん。

「じゃあトランプしよ!一緒にする?」ということでトランプがはじまった。

「誕生日」する?「お金」する?

最近Tnちゃんとよくプレイしていたトランプ遊びを聞いてみると「そんな簡単なのしたくない。もっと難しいのしたい。」とTnちゃん。

Tnちゃんはどうやら一昨日IちゃんとKhちゃんと4人でプレイした「大貧民」がしたかったようで、一緒に大貧民をして遊んだ。

IMG_1672Tnちゃんと2人で大貧民をしているとIちゃんもやってきて、「次いれて!」とIちゃんも交えて、大貧民をしたり、神経衰弱をしたり、スピードをしたり、お金をしたりとトランプで遊んだ。

トランプをしながら「トランプが終わったらおにごっこしたいな。」とTnちゃん。

「おにごっこしたいけどやりたい人いるかな?」(Tn)

「声かけて聞いてみたら良いんじゃない?」(僕)

「声かけるの一緒にしてほしい。」(Tn)

と一緒に「おにごっこしたいひと~」と声掛けして集まってきたメンバー数人と一緒に外で昼前から鬼ごっこが始まった。

IMG_1799

「今日は結構鬼ごっこのタイミング早いなー。」と言いながらAちゃんやRちゃんが2階のロフトから降りてくる。

集まりながら「なんかこのパーティだとちょっと盛り上がらないな。」とIちゃんとKtくんの不在に「やっぱり今はやらない」とRちゃんとAちゃん。

「やりたいメンバーだけで鬼ごっこしたらいいんじゃない?」ということで4,5人で鬼ごっこがスタート。

やっているうちに、お昼ご飯も挟みながら、段々と人数も増えてくる。

鬼ごっこにとても積極的なTnちゃん。

鬼ごっこが始まる前に「誰かオニしたい人いる?」との声に毎回「私したい!」と手が挙がる。

IMG_1783

昨日はAちゃんの発案で初めて「宝さがし」と「氷オニ」をコラボしての遊びを3セットほどして楽しんだ。

サバイバー(逃げる人)はフィールドに散りばめられたヒントの紙を回収しながら宝の場所を特定し宝物をゲットする。

オニは指定された時間内(30分→20分→20分とやりながら時間は調整されていった。)にサバイバーを全員捕まえる。制限時間が来たときに、半数以上捕まえていたらオニの勝ち。

2つの遊びを上手に融合させながら、手探りで段々と遊びを1回、2回、3回と繰り返しながら形にしていきました。

IMG_1795

畑チームはKkくんが中心になって声掛けしながら、新田のハジメさんの畑を借りる交渉をし、「明日は雨が降りそうだから」と畑に大豆のタネを蒔きに行ってました。「昨日は少しだけ植えた!」とのことでしたが、今年こそ収穫した大豆で豆腐を作ろうとKkくんの意気込みが伝わってきます。

プランターにも大豆のタネを蒔くみたいです。

IMG_1777

最近2階でにゃんこ大戦争などのゲームに興じるTgくん。「最近なんだか2階で過ごしているね。」と声をかけると「うん、静かで落ち着くからね。」と。

静かで落ち着ける環境で何をするか。それはその時その人で違うのでしょう。

2階で一緒にゲームをして遊ぶ男子の姿が最近見られます。

今 ここで 何をするか

その積み重ねがその人を形成していきます。

IMG_1776

僕も気付けば37歳になりました。

今 ここで 何をするか

僕にしてもここのメンバーにしても、スクールの外の誰にしても、「今」の積み重ねの先に未来の自分がいます。

未来を予想することは出来ないけれど、ちょっと先やだいぶ先のこうありたい自分や社会のことも少し想像しながら「今」を大切に過ごしていきたいものですね。

文:スタッフ 長谷洋介