アタマジラミが生徒の頭から発見されました。
聞きなれない人、スクールに通い始めたばかりの人など最初聞くとギョッとするかもしれませんが、ここに長く在籍している子たちは必要以上に驚きません。
「えーまたー?」「やだなー」といった感じでシンプルでドライな反応が返ってきます。
最初の頃は色々大変でしたが、今どきは慣れたもので、機械的に朝の会などで「頭にシラミがありました。」と報告があり、全体にその情報が共有され、コタツやソファなどの布製品が掃除してしまわれ、家庭連絡し全生徒の頭の確認と対策をお願いし、スクールでシラミがゼロになるまでみんなで協力して駆除に努めます。
シラミに羽の無いことは知っているし、ジャンプしないことも知っているので、頭を合わせたりしなければ感染の可能性も低いのは知っています。
「敵」のことをしっかり理解していれば適切に恐れながらも行動することができます。
木曜日に1人の生徒から感染が報告されましたが、今のところ感染は広がっていません。
「敵」のことを知らなければ、「あいつは不潔だ」とか謝った情報で相手を攻撃してしまったりすることがあったり、色々言われるかもしれないから黙っておこうとかあるかもしれませんが、シンプルにドライにみんなが反応するので、安心して情報も共有出来るのかなと思いました。
やっていくうちにとてもシラミに対する対応はスクールで向上しているなと感じます。
誰にでも感染するリスクがあるのだとしたら、いかに感染しないようにその集合体で気をつけていくか、感染してしまったときにはどう反応し行動したらいいか、そんな英知が蓄積されているように感じます。(シラミの話で大げさですか?)
WHOからコロナに対するマスクの有用性が再度発信されましたね。
いろいろ臨床研究も進み、どんな感染対策をしたら有効かという知恵が蓄積されてきています。
マスクのメッシュの穴に対してウィルスの大きさが・・・とマスク不要論を唱える人もいますが、どうもマスクはコロナ対策としては有効なんじゃないかなというのが人間が蓄積してきた知恵なのかもしれません。
手洗い・マスク・ソーシャルディスタンス
どれくらいの人が重症化してそして亡くなっているのか
正しく情報を読み取り(ファクトフルネス)、正しく恐れ、正しく行動していきたいものですね。
新田サドベリースクールでは2021年度のスタッフを募集しています。
週に2日スクールに関わってくれる人を募集しています。
生徒たちからは「若い人にもたくさん興味を持って欲しいな」というような声も聞こえてきます。
「地元の智頭農林高校にも声をかけてみよう。」ということになり、問い合わせてみましたが
・週2日の勤務は少し紹介しにくい
・既に多くの子が進路を決めていて、まだ決まっていない子も向かう先が決まっていて
と断られました。
メンバーにそのことを共有し
「週に2日は働きにくい。」「この時期の募集はタイミングとして遅いのかも。」
などの気付きがあったかと思います。
やってみて、動いてみて色々な気付きがありますね。
昨日は、鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学に案内の資料を送付させてもらいました。
手書きで書いた案内の資料。
想いが広がり、届きます様に。
文:スタッフ 長谷洋介