わたしとあの人

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DSC_2339新田サドベリースクールでは毎日約15名の生徒が共に時間を過ごしています。

15名いると色々な子ども達がいます。

年齢も6歳から14歳まで、得意なことも苦手なこともそれぞれ。

子ども同士で一緒に遊びながら、得意な人に教えてもらう、参考にするといったこともよく目にします。

2020_06_08 (17)Kくんはみんなのマインクラフトの先生。

誰よりもマインクラフトに詳しいのでよく頼りにされたり、色々相談を受けたりします。

ある日Sくんがマインクラフトをしながら分からないことがあり、Kくんのことを大きな声で呼び続けるという場面がありました。

Kくんは外でトランポリン中。

Sくんはパソコンの前に座りながら、大きな声で呼び続け、Kくんが外にいることが分かると外に呼びにいきます。

「Kーくーん!ちょっと来てー!」

Kくんはトランポリンで技の開発中。

「えー なにー?」

「kくんちょっときてー!」

Sくんは執拗にKくんを呼び続けます。

「早く来てよ!僕のパソコンの時間が終わっちゃう!」

Kくんの都合はお構いなし。

Kくんは「もう!僕は便利屋でもないし、スタッフでもないんだよ!」としつこく呼び続けるSくんをたしなめます。

自分のペースで相手お構いなしで叫び続けても、自分の思う様な成果は得られません。

「Kくんに教えてもらいたいなと思ったら、Kくんの都合を聞きながらやったら良いと思うよ。」

ここでは自分の思うに自由に時間を過ごす事が出来ますが、そこに第三者が関わってくるようだったらばその人の都合も加味する必要が出てきます。

「なんで僕の言う事聞いてくれないの?(←それは相手には相手の都合もあるから。ということがあります。)」

自分の自由を尊重してもらうのと同じように、相手の自由も尊重する。

(自分を大事にするのと同様に相手の事も大事にする。)

他者を尊重しながら在るということの練習が日常の中に転がっている一コマでした。

僕には僕の事情があるのと同じように、あの人にはあの人の事情がある。

なかなか立場の違う人と二人三脚でやっていくことの難しさを僕自身も日常に感じながら、どうしたら双方にとって気持ち良く過ごす事が出来るかな、そんな練習を小さいころから積み重ねていっているのかもしれません。

文:スタッフ 長谷洋介

 

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