開校日についてもスクールの全体の話し合いの場で決まります。
今年度はコロナに色々とヤキモキさせられる年でした。(現在進行形ですが。)
新田サドベリースクールでも全国の一斉休校の際には4日間休校日を設けました。
そのとき休校にした4日分を「春休みを短くして開校にしたい。」
と1人の生徒から提案がありました。
それについて「私は開校日が多ければ多い方が良い。」「私は(春休みの家族の予定があるから)登校するかどうかは分からないけれど開校にするのは良いと思う。」など参加生徒からは前向きな意見が。
「春休みを短くするのは直前すぎるかな?」
「開校日にしたらどれくらいの生徒が来るかな?登校する生徒が少ない様だったら開校しなくても良いのかな?」
唯ちゃんは「私はもう予定を入れてしまっているから、開校日になっても出勤できない。」
「洋ちゃんは?」
「唯ちゃんが出勤できなかったらどうなんだろう?サポーターさんにお願いすることになるのかな?」
などなど色々と協議、調整する姿がありましたが、結果コロナで休校になった4日分を春休みを短縮して開校する」という風に決まりました。
休みを短くして開校してほしいと、生徒の方から提案が出て、そういう風になるスクールって良いスクールだなってスタッフをしながら思います。
唯ちゃんが出勤できなかったりと調整することはありますが、みんなで丁寧に協議しながら合意しながら、運営していくのって優しいなって思います。
学校という場は社会に巣立っていくための準備期間という風に思いますし、「民主主義の練習をしていくべき」という風にも思っています。
ここに通っている生徒たちは、「立派な」主体的な一市民として社会に力強く羽ばたいていって欲しいなと願っています。
自分を大事にしながら、他者を大事にしながら、社会を大事にしながら。
そんな風に育っていってほしい。
実はそれって難しいこと。
強くないと優しくなれない。
楽しいことだけして生きていくって力のいること。
納得しながら、満足しながら生きていくって実はそんなに簡単じゃない。
ここに今いる子たちも、ここを巣立って次のステージで頑張っている子たちも、みんなみんなそれぞれに輝かしい人生を歩んでほしいです。
その為にもスタッフ1人ひとりもそんな人間でありたいなと思っています。
(何かの不具合で新田サドベリーのウェブページ上のgoogleカレンダーが上手くリンクしていませんが、今Kくんが絶賛WordPress研究中で、リンクするように頑張っています。リンクしたら長期休みなどの予定も反映されるかと思います。)
文:スタッフ 長谷洋介