ドキュメンタリー映画「屋根の上に吹く風は」鳥取特別上映が無事に終わりました

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夢か現実か

9年前智頭町にサドベリースクールを作ろう!と決意し、動き始めた時は、今思えば、とても漠然とした宝の地図を片手に冒険に飛び出した様なそんな感じだったのかもしれません。

よく分からないけれど、そこに宝があるのだったらとりあえず冒険に出かけよう!みたいな。何があるか、何が起こるか分からないけれど、そんなことは起こってから仲間と一緒に考えよう!と。

その先に待ち受けている「あれや」「これや」のことを思えば、もっと違った準備もあったかもしれないし、もっと違ったスタートの切り方もあったのかもしれないけれど、そんなことを事前に考えていたら、いつまで経っても冒険には出発出来なかったかもしれない。

当時も大変なこともあれば、とても嬉しいこともあり、それは今も全く変わらず、大変なこともあれば、とても嬉しいこともある。

昔も、今も、そして未来においても、「新田サドベリースクールがあってよかった。」と思ってもらえる人がいる限りこの場所が続いていって欲しいなと思いますし、続いていくと思います。

10月24日(日)にドキュメンタリー映画「屋根の上に吹く風は」の鳥取特別上映を開催しました。

この映画は2018年度の新田サドベリースクールを主な舞台として合計300時間を超える記録映像の中から108分間にギュッと濃縮された作品です。

コロナのこともあり、劇場公開がこのタイミングになりましたが、監督さんの「テレビよりも映画作品として世に出したい」という僕からみたら執念に近い思いがついに結実し、10月2日〜の東京上映を皮切りに、京都・大阪・愛知と劇場公開が決まり、鳥取でも私たち(NPO法人智頭の森こそだち舎)が主催する形で、1日限りの地元特別上映が開催出来ました。

どういった形で開催するのか、紆余曲折色々ありながら、スクールの生徒達も運営に関わりながら、上映を手作りしていきました。

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生徒有志でお菓子を作って会場で販売し、スクールをアピールしよう!(めっちゃ売ってお小遣いを稼ごう!)というグループが立ち上がったり

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運営会議に最初から最後までみっちり参加のKくんは当日に来場者さんが混雑しないようにスムーズに受付が出来る様に、得意のプログラミング技術などを活かして、受付フォームの作成から、それらを【午前】【午後】の部に分けてアイウエオ順に並べ替えて一覧表にしたり

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託児があった方が小さいお子さんがいる家庭が観やすいかなと託児室を設けることにチャレンジしてみたり

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保護者さんやNPOスタッフも総動員でみんなで手作りの上映会となりました。

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コロナの関係で会場キャパの1/2での開催となりましたが、当日は午前・午後ともに200名程度の来場者さんがありました。

上映後には監督さんの他にも、生徒やスタッフが舞台に上がり、お話する機会もありました。

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映画から3年後の生徒の姿が観られるのは地元開催ならではだったように思いますし、改めて、あの画面の中のあの子が舞台に上がってお話する姿を見ると成長を感じました。

自ら、舞台に上がる!と多くの生徒が手を挙げました。多くのお客さんの前で、舞台に上がってお話するのは大きな緊張もあったでしょうし、そういうのが平気な子もいれば、苦手という子もいたと思います。

それでもそうしたチャレンジをする姿を見て、この経験はいつかきっと良き経験としてその子その子に残るんじゃないかなと思いました。

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会場の舞台裏の控室や舞台袖、照明器具などを見ながら、「映画や舞台の仕事をしてみたいと思ったよ。」というYくんの声もありました。

何がその子にとって、どんな刺激になるかは分からないものです。

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あの時の、あの経験が・・・と何年か経ってふと蘇ることもあります。

生徒が手作りした約250個のお菓子も完売し、会場からは拍手が起こりました。

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今回は大人も一緒のチャレンジでした。

僕はスクールで生徒達と過ごすにあたって、「色々なことにチャレンジして欲しいな。」とよく願っています。小さなチャレンジ、大きなチャレンジ、日常は日々そうしたチャレンジに溢れています。

今回は大人含めて大きなチャレンジでした。

チャレンジの先に見える風景や、出来る体験はたくさんあります。

色々な刺激が今回あったんじゃないかなと感じました。

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生徒、保護者、NPOスタッフみんなで作り上げたとても印象的な1日になりました。
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監督さんとも久しぶりに再会しお話する機会に恵まれました。

監督にとってはこの作品が映画監督としてのデビュー作です。

「皆さんのお陰で映画監督にしてもらえました!」と言ってもらった後に、「映画を作る大変さは作ってみて分かりました。最初から分かっていたらもしかしたら出来なかったかもしれません。でも、作るにあたっては根拠の無い確信の様なものがありました。」とおっしゃっていました。

僕も監督もそして新田サドベリースクールに関わる全ての人たちが、似たような感覚を共有しているのかもしれません。

藪の中、あるような無いような不確かな道をひたすら進んできた様なこれまでですが、振り返ってみたら道のようなものが出来ているような気がしています。

これからも新田サドベリースクールの「冒険」は続いていきます。

ドキュメンタリー映画「屋根の上に吹く風は」はそんなスクールの2018年当時の一面を新田の豊かな自然と心地良い音楽と共に映し出してくれています。

夢か現実か

私たちにとっての宝物の1つが出来上がりました。

文:スタッフ 長谷洋介

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