スクールから約1時間の距離にある氷ノ山スキー場。
近年平日にリフト券500円のキャンペーンが月に1日くらいのペースで提供されることがある。
サドベリーでもその日を狙って遠足が計画されることが多い。
今年もその日がやってきて、スキー遠足が計画された。
去年は本当にスキー・スノボーが好きな人が計画して少人数で行くという形だったが、今年は「スキー遠足計画したら行く人?」とのTくんの声かけに1人を除く全員が「行く!」と反応し、正メンバー11人とスタッフ2人と犬1匹でスキー遠足へ出かけた。
自分たちでリフトに乗ってどんどん滑っていくチームと、最初はスタッフにコーチしてもらって、板をはく練習から、歩く練習から、八の字で滑る練習からと数時間やってからリフトに乗って・・・という2チームに分かれて楽しんだ。
Yくんはスキー場に来るのも初めて、そしてスノボーも初めてだけれど、いきなり友達とリフトに乗って果敢に挑戦する姿があったり、慎重なTnちゃんは念入りにふもとで練習してから最後の最後にリフトに乗ったりと、同じ初めてでも色々と性格などによって行動は異なるなと感じました。
今回は初心者の人が多かったですが、それでも子どもたちの飲み込みや成長は早いですね。
どんどんとリフトに乗っては挑戦し、上達していく姿が見られました。
習うより慣れろという諺もあるように、まず意欲を持って取り組むというのが一番なのかもしれません。
そして一緒に試行錯誤する友達の存在も大きいのかもしれません。
初心者同士で励ましあって楽しんだり、ちょっと上級者にアドバイスを受けたりと、自由に伸びやかにスキー・スノボーと向き合っていたのではないでしょうか。
10時〜滑り始めて、15時にスキー場を後にするまで何回も何回も滑りました。
最後にはTnちゃんもリフトに乗って滑り降りることが出来ました。
初めてのことでも臆せず挑戦してみる。
ちょっとビビりながらでも一歩を踏み出してみる。
そんな経験を一緒に出来ました。
そしてその1歩を踏み出すかどうかというのが後々効いてくるんだろうなと思います。
最後の最後は吹雪みたいになって逃げるようにスキー場を後にしました。
また2月に500円の日が来るそうで、そこも遠足を計画しようかどうしようかスクールで話し合いの声がたまに聞こえてきます。
文:スタッフ 長谷洋介