よく
「自然の中の環境で外でのびのびと子どもたちも出来て良いですよね。」
「食べ物は自然な感じのモノを皆さん食べられているのですか?」
などなど、そのような自然派的な印象を持って新田サドベリースクールを語られる方もいますが、もちろんみんながみんなそのような事は無く、子どもたちは室内にこもってパソコンやゲームの画面に向き合って時間を過ごすこともありますし、駄菓子を持参しておやつの交換なんかをしたりする姿も見受けられます。
ただ、鳥取県の端っこの山奥でやっていますので、
近所のおじいさんが
「狐が捕まったけれど、観に来るか?」と声をかけに来てくれたり
「これが、マムシじゃ。模様を良く覚えておきんさい。」と捕ったマムシを見せに来てくれたり。
そしてその場で捌いて、マムシの皮はカットバンに、身は粉にしてきな粉と交ぜて食べるということなどを教えてくれたり。
鹿が捕れて、鹿を捌いてお肉を頂いたり、捌いた鹿から赤ちゃんが出てきたり。
そしてその赤ちゃんのお墓を作ったり。
「サドベリーにどうぞ」と使っていない田んぼをタダで貸してくれたり。
「苗が余ったから、サドベリーに」と丹精込めて作った苗を譲ってもらったり。
みんなで作って、みんなで作ったお米を好きな時に好きなだけ食べよう!と田植えを一緒にしてみたり。でも、子どもたちは「もうやらない。」と午前中ちょっとやって帰ってみたり。黙々と植える用の苗の土を落とす作業をする子もいたり。
山奥の環境ならでは、ということはもちろんありますが、室内でインターネット(youtube)していたり、wii-uしていたりというのもあります。
陽気が温かくなり、ちょっとずつ外で遊んだりが出てきました。
とにかく、その子その子本当に好きなように時間を過ごしています。
僕自身は、自然に囲まれて、自然に寄り添った生活・遊びが好きですが、一個人の好みでしかありません。
僕含めて、多様な価値観、人間関係の中にこそ様々な学びや気付きがあります。
毎日気づきと学びの連続です。