2018年6月に当時在籍していた生徒Hくんを中心にiMacのパソコンを購入しました。
そのパソコンは今でもここに通う生徒に大人気です。
(最近は、Mcreator、マインクラフト、you-tubeなどの利用が主です。)
この共用のパソコンについては、使用に際しては「30分単位で、パソコン使用簿に予約し使うようにする。」といったルールを自分たちで作り、それらを長年実践しています。
1日だいたい15人くらいで毎日過ごしていますが、9時~15時まで30分ずつ区切ると、12個枠が出来ます。「1人1日2回まで。」というルールがあるのですが、「※2回目はその日登校している生徒全員の了承を得たら予約できる。」と付記されています。
1回目パソコンを使い終わった生徒でもう一回したいと思う人は、スクールに登校している全員に「パソコン2回目してもいい?」と聞いて回ります。
みんなで作ったルールなので、2回目やりたい生徒は一生懸命、聞いて回ります。(こうすることによって、やりたいと思っていたけれど、誰かが2回目することによって出来なくなるということを防ぐ工夫になっている様です。)
「パソコンもう1台あったらもっとやりたい活動がもっと出来るんじゃない?」とか思うし、言ったりするのですが、なかなかそこまでではないのか、今ある状況をずっと継続していっています。
「パソコンもう一台あったら良いな。」
と思ったときに、もう一台買おうかと思い行動するのも1つ。現状に納得しながら過ごすのも1つ。自身で頑張って個人のデバイスを持つのも1つ。(お小遣い貯めて買う子もいたり、両親や祖父母にお願いして買ってもらう子もいたり。スマホやタブレット。)
1つの事象に直面した時に、どう感じ、どう考え、どう行動するか、その1つ1つがそれぞれに委ねられていて正解はない。
違う言い方をすれば、自分が感じ、考え、行動する先にしか正解がない。かもしれません。
たまに、「僕がここの生徒だったらどうするかな?僕が○○くんだったらどうするかな?」と考えながら見守っています。
「パソコン2回目やってもいい?」
今日も何人かの生徒が全員に聞いて回る姿があります。
文:スタッフ 長谷洋介
ちなみにパソコンを寄贈してくれる方を募集しています。
新田サドベリースクール「寄付金・寄贈品のお願い」