新田サドベリースクールには保護者当番の日があります。
保護者さんには様々な形でスクールを応援してもらっていますが、当番に入ってもらうのもその1つです。
この日はNrちゃんパパが当番に入ってくれました。
有名なアーティストであるNrちゃんパパはさっそく子どもたちに大人気。
木の枝を拾ってきては削りだしてカタナ作りが始まりました。
最初はスギの木とかで作っていましたが、次第に子どもたちも木の材質を気にするようになり、「洋ちゃん、堅い枝ってない?」とMpくん。
「そこに桜があるし、あっちに栗があるし、沢にはトチノキが生えていたよ。」
なんて話していると
「カシの木は?カシの木が一番堅いってきいたことがあるけど・・・。」
「カシかぁ・・・、神社に生えているけれど、神社の木は勝手に切っちゃいけないし・・・。」なんて話もしました。
結局Mpくんはカシの木の仲間でもあり、ある程度堅く、丈夫な栗の木を選択して、栗を削ってカタナを作ることに。
大学で先生をしていることもあって、教えるのも上手。
「最初はやってみせてあげるけど、自分で出来るようになることが大事。」
とNrちゃんパパ。
子どもたちが「どれくらいまで削ったら良いのかな?」と聞くと
「自分が良いなって思うところまでやったら良いんだよ。」とNrちゃんパパ。
子どもたちは思い思いに木を削っていました。
たまにこうして保護者さんが現場に入ってくれて、現場の様子を感じてもらうのも1つですし、新しい風というか刺激も子どもたちやスタッフにとっても良いものだろうと思っています。
放課後のスタッフミーティングにも参加してもらい、感じたことなどの共有もしています。
道具をどこまで用意するべきか
道具の管理の仕方
など、アドバイスをいただいたり、意見交換をしました。
「道具も色々と揃っていたら良いんじゃないか?」「各家庭に余っている工具とか呼びかけてみたら集まるんじゃないか?」などの意見も頂き、早速次の火曜日の朝の会で子どもたちとこのテーマについてお話しました。
子どもたちから出た意見としては
「脚立が欲しい!」とのこと。
「その他は?ナタとかノコギリとか金づちとかクギとか・・・。」と聞いてみても、「いや、今のままで十分間に合っている。」「また何かあればその時に話したら良いと思う。」とのこと。
大人から見たら、あれもこれもあったら良いかもなぁというようなことも実は子どもたちの中では十分満たされていたり。
今後もNrちゃんパパとも相談しながら、工具の管理だったり充実だったりとかは一緒に考えていけたらと思います。
ということで、「脚立」もしどこかで余っているのがあれば声をかけてもらいたいです。
ホームセンターとかで見てみると7,8000円してなかなかお高い代物なんですよね。
Htくんは黙々と6作目の基地作り。
勉強机も設置して、昨日の朝はその机でドリルをする姿も。
電気の漏電のことをちょっと気にしています。
気を付けないと。